友人は話し出した。
「実は、富士山に登る途中に、ご遺体とすれ違っちゃったんだよね。」
ご遺体…
友人は続ける
「事故だったのか、病死なのか、何で亡くなったかは解らないんだけど、袋みたいな布に包まれて運ばれてたんだよね。」
「ご遺体を運んでる山の関係だかの人に聞いたら、何でもないから、さっさと登りなさいって怒鳴られたよ。」
「後で山で会った人に聞いたら、ご遺体は男性だってことは解ったんだけどさ、教えてくれた人も何で亡くなったかまでは解らないらしい。」
「初めて富士山に登ったけどさ、酸素の濃度とか高山病とかそんな問題じゃなくて、何だかずっと苦しくて気が重いんだよね。霊山なのかね?富士山て。だから、あまりお勧めしないかな富士山、霊感強い人はさ。」
何等かで亡くなられた方が画像に写ったのか、富士山が霊山なのか解らない
友人と電話を切った後も半日、携帯の調子が悪く相変わらずメールは送れないしネットにも繋がらない、通話も音が途切れてる状態が続いた。
相変わらずアンテナマークはバリ3であるが。
そうか!
画像を消去したらいいんだ!
直ぐさま画像を開く
その人はまだそこに居る
苦しそうに
「俺では何もしてあげられないから。」
と声を掛けボタンを押す
『消去』
確認の為、メールを作成し友人に送る。
「悪いけど、あの画像消去したから。」
送信
すんなりメールは送信された。
この話を信じるか信じないかはあなた次第です。
さっき別の友人からメールが来ました。
『前編を読んで続きが知りたくてメールしようとしたら、なかなかメール送信出来なかったよ。(T-T)』と
(完)







