近畿経済産業局主催のセミナーに登壇させていただきました。
頂戴したお題は「簡単マウス操作で幅広い空間をVRでプレゼンテーション」。

以前ご取材していただいたのがご縁です。

昨年はリアル会場で80名ほどの参加者だと伺っていたのですが、
今年は新型コロナの影響でオンラインセミナーに、全国から300名ほどの参加申し込みがあったそうです。

(直前に聞いて手が震えはじめました)

 

再視聴・再配信はないということなので(極一部の方からのご要望にお応えして)
お話した原稿をこちらに掲載しておこうと思います。(※一部手直し済み)
ムチャクチャ長いので、おひまなときに。
ご参考まで。

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はじめまして。
メガソフト株式会社・広報室のZと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

本日は
「簡単マウス操作で幅広い空間をVRでプレゼンテーション」
というお題をいただきましたので、
弊社の3DソフトとVRシステムについて、また、VRユーザー様の事例をご紹介して参ります。
20分後、
「自分の家を建てるときにはVRで見せてもらおう」そう思っていただけましたら、
広報室としてのミッションコンプリートとしたいと思います。
短い時間ですが、お付き合いください。

弊社は1983年創業のソフトウェアメーカーで、
1996年、施主向けの3Dマイホームデザイナーという製品で
3DCG市場へと参入いたしました。
ところが施主向け製品にもかかわらず、
工務店や建築士からお問い合わせをたくさんいただきました。
伺うと
「手軽に3Dで家を描けるソフトを探している」とのこと。
ならばと建築のプロ向けに3DマイホームデザイナーPROを発売いたしました。
それから約20年、
現在、弊社の3D製品は、住宅だけにとどまらず、

インテリアや商業施設、
オフィス、
医療施設、
ビルやマンション、
工事現場、
物流倉庫…と
さまざまな分野に向けた3Dソフトをラインナップ、
VRソリューションもそのひとつとして開発販売しています。



どの製品もお客様のお問い合わせがきっかけで、
空間の特性に合わせた機能と
専用の3D素材を収録、
各分野でご利用いただいています。
ニッチな分野が多いので
色々な意味で広報泣かせではあるのですが、
ユーザー様にお話を伺うと、
みなさん思いは同じ。
施主の思いを反映し、
自分たちのノウハウを盛り込み、
施主にとってのベストな空間を提供したい
どのユーザー様からも、その熱意を感じます。

古より
空間設計には、ずっと図面が使われてきました。
設計者が考えをまとめるのも、
施主への説明も、
施工者との打ち合わせも
図面を介して行われてきました。
けれど、ホントのところ、
図面に書かれたすべてを読み解くのはとても難しく、
施主には理解できないことが多いのです。
そして、設計者自身も
「図面だけでは伝えきれない」と感じている。
最近は、施主から3Dで見せてほしいと言われることもあるそうです。
もはや空間提案に3Dは欠かせなくなってきています。

それはなぜか。

施主がほんとうに見たいのは、
住宅展示場のモデルハウスでも、
ショールームにあるサンプルルームでもなく、
今作ろうとしている。
自分の空間だから
なのです。

ではここで、弊社3Dソフトの操作画面をご覧頂きましょう。

メガソフトの3Dソフトは、間取画面と3D画面を切り替えながら
空間を作成していきます。
間取り画面で敷地や間取り図を描き、
立体化ボタンをクリックすると
3D画面に切り替わります。

操作はほぼマウスで行えます。
本日のタイトルにある”簡単”がどのくらいか、と申しますと、
多少の学習時間は必要ですが、
CADや製図を学んでいない営業マンが
自在に扱えるくらい。
同じ操作画面の施主版は小中学校の家庭科の授業でも使われていて、
生徒たちが思い思いに自分の部屋をデザインしている、
くらいの操作性です。

3D画面では、
視点を自在に変え
室内外を隅々まで確認することができます。
壁紙の貼り替え、
床材の変更、
家具や設備の移動・変更もマウス操作で簡単に行えます。

季節ごとの日の入り方や、
夕方、夜の様子もシミュレーションでき、
「わかりやすい」「イメージできる」と
ご好評いただいてきました。


ですが、
自社製品ではありますが、あえて申しますと、
それでもイメージでしかないのです。
もちろん図面よりはわかりやすい。
ですが、「絵を見て想像する」ことに変わりはありません。

ではどうしたいのか。

操作画面の、3Dの世界に入れたら、
完成前にその空間に入って確認しあえれば、
より良い空間を作れるのではないか…

弊社のVRは、
それを実現したVRです。
夢のわが家に、
プランニング中のオフィスに、
最新機器を導入した手術室に、
膨大な量の商品が格納された物流倉庫に
ユーザー自身が作った3D空間に、
HMDをつけるだけで没入できるVRです。

VRの良さは、広さと高さを体験できること
立った目線、しゃがんだ目線、
見上げた時、見回した時、すべてを体験することができます。
この体験はどんなに美しいイメージパースでも感じることはできません。
その他、先ほど3Dソフトの機能としてご説明した
壁や床の変更、家具の移動など、
編集画面上でできることを
全て、VRの空間内、目の前で体験できます。

こちらがVRプレゼンの様子です。
(↓の最後の方にある写真をご覧ください)

https://www.megasoft.co.jp/vrsolution/case3.php

 

 

製品の構成としては、
すべてのソフトをインストールしたノートパソコンとHMDのセット。
これだけでVRプレゼンが可能です。


VRソリューションの操作画面は、弊社の3Dソフトと同じです。
ゴーグルをつけた人、
つまり空間の中にいる施主が見ている景色を
プレゼンターはパソコンの3D画面で確認しながら、
例えば「前の壁紙はどうですか?」と相談したり
「床はもうちょっと明るい方がいい」というリクエストに

ではこちらではいかがですか」と変更して見せる。
そんな風に話をしながら、一緒に空間を作り上げてくことができます。

では、ここから、
メガソフトVRソリューションのユーザー事例をご紹介していきましょう。

こちらは関東を中心に営業されているハウスメーカーです。

https://www.megasoft.co.jp/vrsolution/case10.php

 

プロバンス風の外観と、
建て売り価格での完全自由設計が特徴です。
以前は、社員さんが描くイメージパースと模型で
施主と打ち合わせをされていたのですが、
パース担当の方が定年退職されるのを機に、
VRを導入されました。
現地でVR体験会を行い、
足を止めたお客様にアプローチ、
話を伺い、その要望を取り入れたプランを営業マンが3Dで作成し、
次の商談日にはVRでブランの中を体験していただく。そんな住宅提案をされています。
パースや模型製作を外注すると
費用と時間がかかりますが、
VRならその両方を削減でき、
しかも何度でも作り直せます。
その結果、初回打ち合わせから受注までの期間を短縮できたとおっしゃいます。
また、VRは想像ではなく体験になるため
「思っていたのと違う」という、
完成後のクレームも減ったとも伺いました。


次にご紹介するのは、株式会社アカセ木工の家具ブランド、
マスターウォール様の事例です。

https://www.megasoft.co.jp/vrsolution/case13.php

 

お客様の間取図をもとにSRスタッフが3Dで部屋を作成、
自社家具を置いたイメージを見ていただく、という手法を
早くから取り入れてこられたユーザー様です。
VRは一昨年、大阪SRに導入いただきました。
弊社3Dソフトのデータは
そのままVRソリューションに取り込めますので、
これまでのプランも活用できますし、操作も変わりありませんので、スムーズに活用いただいています。
VR導入で大きく変わったのは客単価。
以前は、置いた感じがわからないので、とりあえずソファだけ買ってみて、

狭くなければひとり掛けやテーブルを1点ずつ買い足す、とか
入らなかったら困るので小さめサイズにする、
そんな買い方が多かったそうです。
VRプレゼンにより、
購入予定の家具を自分の部屋に置いてみること、
つまり家具の試着ができるようになったことで、
安心して、
ひとりがけソファやテーブルも一緒に購入する方が増えたそうです。
また、提案した家具よりサイズアップしたいとおっしゃるお客様も増えたとか。
その結果、客単価があがり、
さらには
3D活用案件の年間売上げが昨対比300%になったと伺いました。
大阪SRでの実績を受け、
現在は、東京銀座SRにもVRを導入、
VRプレゼンを他社との差別化とも位置付け、
積極的に活用されています。


つづいては、某オフィス家具メーカー様です。
オフィスは今、企業の顔ととらえられています。
社員の働きやすさや快適さはもちろんですが、
お客様をお迎えする場でもあり、
オフィスリニューアルは企業の変革の時ともいえます。
昨今のオフィス家具メーカーは自社製品の販売だけでなく、
企業の働き方に合わせた
オフィス空間全体を提案されます。
そこで3Dであり、VRです。
たとえば、
壁をなくしてオフィス全体を見渡せるようにする。
その広さや解放感を
VRなら”なんとなく”なイメージではなく、
体験していただけます。
現在はお客様との打ち合わせや
近隣のお客様へのプレゼンにご利用。
先日は、とある案件のコンペでVRをご活用いただき、
大変好評だったとうかがいました。
ぜひ勝ちとってほしいと思っています。


最後は、病院の設計とコンサルティングをされている方の事例です。
大手ゼネコンにお勤めの頃から弊社3DソフトとVRをご利用で、
定年後独立してからも同様に活動を続けていらっしゃいます。
スライドには、取材時の所属のまま表記させていただいています。

https://www.megasoft.co.jp/vrsolution/case12.php


病院は、命を扱う場所ですので、空間設計もよりシビアです。
特に集中治療室や処置室、手術室などは
医療機器の配置が医療行為に大きく影響します。
この複雑で専門性の高い空間を作るには、医療のプロ同士が、
また医療のプロと建築のプロがそれぞれの立場で意見を出し合うことが
最良の方法です。
それを具現化し、確認しあうために必要なのは、
やはり3Dイメージであり、VRだとおっしゃいます。
総合病院のプロジェクトでは、実寸サイズのモックアップを作って
シミュレーションを行うそうです。
壁を立て、実際の機器を配置するには
工事も伴うため費用と時間がかかり、
すべての部屋のモックアップは作れません。
その点、VRなら全ての部屋を3Dで作り、
その中に入って機器や設備の配置をチェックできます。
天井や壁付け設備の移動には工事が伴いますが、
VR空間ならマウスで簡単に配置しなおして確認できます。
また病院ではサイン計画も重要です。
VRならそのシミュレーションも可能です。
設計者自身が空間に入り、サインの位置や大きさを検証できる
病院設計にVRはとても有用だとおっしゃっていました。


いかがでしたでしょうか。
今回のお話をいただいて、
今日のための準備をしながら、自社製品に限らず、

空間提案にVRは適したツールだと改めて感じました。
そして、もっとVRを活用してほしいと思いました。

みなさんはいかがでしょう?
「空間提案にVRは有用だな」と思っていただけたでしょうか。
家を建てたり、オフィスをリニューアルする時には
「図面だけじゃなく、VRで中に入って確認させてもらおう」
そう思っていただけたでしょうか。

手描き図面がCAD図面へ
手描きのイメージパースが3DCGへ、
空間の伝達方法が、時間を経て変わり、
新しい方法が当たり前になってきたように、
近い将来、
「空間提案にはVRプレゼン」は当たり前になると思います。
施主が自分の空間を「VRで見せて」という時代が
もうすぐそこまで来ている。
私はそう感じています。
理由は今、お伝えした通りです。

そして、
弊社の3D製品とメガソフトVRソリューションを覚えていただけたなら、
私の広報としての仕事もコンプリートです。

今日お話したことが、みなさまの今後の活動に、
少しでもお役に立てば幸いございます。
最後までありがとうございました。(Z)