今日は胸がふるえることがありました。
再び言語学の授業です。
ゲストスピーカーが来ました。
トピックは『Deaf Culture(ろう者の文化)』です。
プレゼンターの女性も、ろう者でした。
手話でコミュニケートする彼女を通訳する人、
プレゼンをサポートする人の、3人を迎えての授業。
いくつか興味深い統計を紹介してくれました。
これはブリティッシュコロンビア州での統計なのですが、
聴覚障害を持つ子供の90%が耳の聞こえる両親の元に生まれ、聴覚障害を持つ両親から生まれる90%の子供は耳が聞こえるそうです。
そのほか、ろう者の価値観、伝統、コミュニケーションスタイル、言語、社会規範などなどを彼女の経験を例として、とてもわかりやすく説明してくれました。
一番ガツンときたのが、ろう者が得られる情報はとっても限定されているということです。
彼女はUVicの学生なのですが、他の生徒がいともたやすく交換している情報、たとえばペーパーの締め切りや授業時間の変更などを、耳が聞こえないために得られていない場合が多々あるそうです。
またボーイフレンドと買い物に言って、店員に商品の値段を聞くように彼に頼んだとき、彼が店員と長々と話している真横でずっと待って、最終的に得た情報は値段のみ・・・とか。
要約された表面的な情報しか得られないのだと。
私もこの例のクラスメートやボーイフレンドの立場にいたら、
必要最小限の情報しかあげようとしないかもしれません。
ろう者も、全ての情報を知る権利があることを忘れて・・・
たくさん書きましたが、
今日一番私の胸を躍らせたのは、プレゼンターの女性です!
目が離せませんでした!!
体全体を使った踊っているようなサインランゲージ、豊かな表情、
音のないミュージカルを見ているようでした!
小さな体から信じられないほどのエネルギーを発していました!
もう、とってもチャーミング!!
天か神様か、そんなものがあるかわかりませんが、
彼女から音を奪ったものは、
彼女に多めに強さと美しさを与えたみたいです。
こんな気持ちを彼女に伝えずにはいられない、
そんなステキな時間を過ごしました。
この経験を私にさせるために働いた全ての要素に、
感謝!!