キャンプはとても楽しかったらしい

先生から「ホームシックもなく何でも積極的でした」と報告を受けた

娘と私は人種が違うらしい

現地は暑かったけど「平気」
トイレは和式だったけど「大丈夫」

私が迎えに来ても「あら来たの」って感じだ

バザーで買ったという好物の「忍者めし」を片手に山猿のような風情である

少しケモノ臭い。

終わってみるとあっという間だった

疲れてると思ったけれども、いつも行くトンカツやさんに行きたいと言うので連れて行った

お店で話しているうちに、娘の言葉がぞんざいな印象を受けたので注意すると怒り出した。

今思えば寝ぐずりだったのだろうと思うが

テーブルまで揺らして収拾がつかなくなって来た

隣のお客さんからジロ見されて、ますます火を注がれたようである

キャンプではホントに自由でのびのび過ごしたのだろう。

帰って来たらアタシの小言が待っていたのでうんざりしたに違いない

娘が自分の事を「ウチ」と言い出したので「やめなさい」と言ったのだ

今の中高生がよく使っている言葉だが、私は好きになれないので

使ってもいいけどママや大人の前では使わないでとキツく言ったら

「なんで?!」と強く反抗された

頭の固いアタシは「何ででも!」と言い返す

人が聞いたらどうでもイイやりとりなのだが

私は言葉使いや箸の上げ下ろしなど、ちょっとした仕草にこだわってしまう

結局娘が折れた。

自分の口煩さにふと昔、父が里帰りした母が帰宅すると決まって不機嫌に暴れていたのを思いだす

父は母の年に一度の二泊三日の里帰りを非常に嫌っていた

「僕を一人にするのか」って言ってた事もある

今の時代では考えられないが、昭和ヒトケタ夫婦の間では真剣なやりとりであった。

寂しさの裏返しの不機嫌ならば、それは私にもしっかり遺伝している

自分の寂しさを小さな娘にぶつけてしまった

意外と娘離れが遅いかも…アタシ★

とにかく無事で何よりでした☆☆