こんにちは!


来てくださってありがとうございます。


もう11月も終わろうとしているのに

今更ですが10月に読んだ本のまとめです。


(いやもうほんと今更感すごいけどやっとかないと気持ち悪いし。)



10月の読書メーター



読んだ本の数:25
読んだページ数:6847
ナイス数:468

レプリカだって、恋をする。2 (電撃文庫)レプリカだって、恋をする。2 (電撃文庫)感想
まさかの第2巻。高校二年秋、文芸部廃部の危機。さらに文化祭に向けて校内が浮き立つ中、「この学校には、ドッペルゲンガーがいる。」というビラがばら撒かれる。元生徒会長・森すずみとの出会い、ナオともアキとも違う彼女とレプリカの関係、衝撃のお別れ(いやすごい消え方するな)。からの、最後の素直(オリジナル)のセリフに凍りついたー!レプリカは最初からオリジナルの為に生きるように歪んでいる、という部分をここから先どういう方向に進めていくのか。この物語は着地点決めていらっしゃるのかな…?先が読めないとこがまた良いです。
読了日:10月31日 著者:榛名丼
エレファントヘッドエレファントヘッド感想
精神科医・象山晴太は端から見たら誰もが羨む成功者。妻は女優で、可愛い娘が2人。ある時妄想症患者・裏島から打ち明けられる。「僕、悪魔に狙われてるんですよ」。ミイラ取りがミイラに、精神科医が精神病に?完璧な家族に入る小さな亀裂。取り返しがつかなくなる前に取り除いてしまわなければ。象山がその時とった行動とは、選んだ道はどれなのか。一言で言うなら兎に角気持ち悪い。でも凄い作品には違いない。エログロでSFで多重解決ミステリー。よく思いついたなこんな話…、と嘆息。エログロには耐性がある、という自信がある人はどうぞ。
読了日:10月30日 著者:白井 智之
透明カメレオン透明カメレオン感想
ほんタメで眼球サハラ砂漠な人間でも泣ける、と紹介されてたので手に取った。ある夜、小さなバーにびしょ濡れの女が入ってきて「コースター…」とだけ言って去ってしまうところから始まる。ホラーミステリーか?と思わせて、産業廃棄物の不法投棄がチラチラ見え始める。途中ちょっと弛むけど、最後の数ページが白眉なので最後まで読んでみて~。手作りのラジオがいい味出してて、ラジオ自体も物語の行方に関わってくる。心の中に透明なカメレオンを住まわせることで現実の辛いことをやり過ごすうちに段々立ち直れること、誰にだってあると思う。
読了日:10月29日 著者:道尾 秀介
喫茶おじさん喫茶おじさん感想
大手ゼネコン窓際族松尾純一郎は早期退職し、現在無職の57歳。妻には出て行かれるし再就職先はまだ決まらないし…なのになんとなくフラフラ喫茶店めぐりなんぞしている。そりゃ「わかってない。」って周りの人間が口を揃えるのも分かる。恵まれてることに気が付いて無さすぎる。だがしかしなんとなく憎めないキャラづくりが上手いなー、と思った。亜里砂や斗真くらいの年代の人間から見たらマジでイライラするだろうな。ラストは小説だからこういう方向にせざるを得なかったんだろうけど、無計画だな…、結局成長してないなー、という感じがした。
読了日:10月27日 著者:原田 ひ香
わたしたちに翼はいらないわたしたちに翼はいらない感想
いじめに限らず、嫌なことをやられた方は一生覚えてるし、やった方は全く覚えてないし罪の意識もない。そして何故か被害者側が意識や行動の変革を求められる。加害者側が変わるべきなのに何故か野放しにされ、その後の人生もやりたい放題。この構図、現実でもどこかで見ましたね。加害者はその後ケロッと何食わぬ顔で社会に出たんでしょうね。「それだけ?」っていうのは相談された第三者が一番言いがちだけど、実は一番言っちゃいけない。ということも肝に命じておきたい。重かったけど、読んで良かった。おすすめです。
読了日:10月26日 著者:寺地 はるな
暮らし上手の家探訪暮らし上手の家探訪感想
人の家の台所に興味がある。皆さん意外と普通の古い台所を駆使しているのだな。吊す収納が多いけど、調理するとき邪魔じゃないんやろうか…?って気になる。一枚板のテーブル、あこがれる。(でも高いんよねー)
読了日:10月26日 著者:Tsubottle/大坪侑史
眠れない夜にみる夢は眠れない夜にみる夢は感想
施設育ちで普通の家族がよくわからない男2人。三角関係なのにその3人でしか得られない安心感。女友達のためにいくつもの不倫関係を終わらせようとする女。双子の姉弟。処女を捨てる為に五万円払って知らない男を買う女。他人から見たら理解できない関係、というものを覗き見ているような妙な後ろめたさと面白さを感じた。本人たちにしか分からない感覚が多分あるんだろうなあ。それにしても、東京では飲み屋に入ったら全然知らない人といきなり友だちになれちゃったりするのかな、それはそれで怖いな。とか全然関係ないことを考えつつ読了。
読了日:10月24日 著者:深沢 仁
桃を煮るひと桃を煮るひと感想
最近読んだ千早茜さんの食エッセイと全然違っていて、比べるものではないけれどどうしても心の中で比べてしまう。同じ人間が書いた日本語の文章のはずなのに視点が全然違う、と勝手に謎の感動を覚えている(笑)。俳句をやる人らしい、柔らかなテンポが心地良く、読んでいて安心する短いエッセイ集。岩手にルーツを持つ著者の盛岡冷麺の下りを読んで思い出した、盛岡冷麺!とても美味しいので全国区になってほしい。夏場の昼ご飯はこればかり食べて酷暑を生き延びている言っても過言ではありません。スーパーの冷麺コーナーにひっそり置いてますよー
読了日:10月23日 著者:くどうれいん
夏に祈りを: ただし、無音に限り (ミステリ・フロンティア 111)夏に祈りを: ただし、無音に限り (ミステリ・フロンティア 111)感想
霊が視えちゃう(ことがある)探偵・天野春近シリーズ第二弾。「不自然な」様子を見せる園児がいる、特に怪我が異常に多い…と、保育園の園長から相談を受ける。連続する園児の転落死。果たして事故なのか事件なのか?春近は相変わらずの愛すべきへっぽこぶりを発揮、助手役のはずの楓の方がよほど探偵らしく、立場逆転(笑)。物語の中とはいえ、子どもが亡くなるのは胸が痛くなった。そして、「周りとは違う」子どもが疎外され孤立する悲しみはどれほどのものなのだろうな。ドンデン返しとかはないけれど、しんみりしてしまう、良いミステリー。
読了日:10月22日 著者:織守 きょうや
あの魔女を殺せあの魔女を殺せ感想
痛い、グロい表現に気を取られすぎてミステリーというよりホラーを読んでいる気分になり、ぐったり…。魂が~とか魔術が~とか言われたら黙るしかないやん…と諦め半分で読んでいたけれど、ちゃんとミステリーとしても完成度高くて、そのバランス感覚が良いなー。しかし、(それはアリなのか?)と思う真相だった。(が、確かに伏線はちゃんとあった。でも納得感薄い。)登場人物がほぼ全員狂ってて気持ち悪くなり、段々、自分の感覚は普通よね…?って誰かに確かめたくなった。人称が入り乱れるせいか、文章がすごく読みにくかったのが惜しい。
読了日:10月20日 著者:市川 哲也
うどん陣営の受難 (100min.NOVELLA)うどん陣営の受難 (100min.NOVELLA)感想
四年に一回開かれる会社の代表選挙、第一勢力藍井戸は割と保守派、第二勢力黄島は割と過激派、どっちも控えめに言ってくそ。どちらにも属しない、うどん陣営の小林君たちはうどん大好き、うどんを一緒にすするだけ、なんとも穏やかであるが、どちらかに引きずり込もうとする二つの派閥に振り回される。すごく現実的なようなすごくファンタジーなような、どっちともつかない独特の世界観(社員の投票で代表が決まるって割とあるん??世間知らずな私にはどうもしっくりこない)にどう入り込んでいいかちょっと困惑したけれど、最後は何だか安心した。
読了日:10月19日 著者:津村 記久子
本の背骨が最後に残る (文芸書・小説)本の背骨が最後に残る (文芸書・小説)感想
哀しくも美しく、そしてこわい。ゾクゾクした。…誤植が見つかると焼かれてしまう「本 」。自分の意識モデルの複製を痛めつけてしまう女。他人の痛みを引き受ける「痛妃」の運命。「降涙」の犠牲者。意見を主張すると躁状態だと診断される世界。そして再び十の物語を語る本の物語。…現実の世界と重ねて読むこともできるが、それは無粋というもの。お伽話の世界を行くように、怖さをふわふわとした心持ちで楽しみたい一冊。グロテスクで残酷な描写も多いので万人におすすめはしないけれど、このレビューを見てしまったそこの貴方、読んでみては。
読了日:10月18日 著者:斜線堂有紀
シェニール織とか黄肉のメロンとかシェニール織とか黄肉のメロンとか感想
お久しぶりですの江國香織さん。学生時代「三人娘」と呼ばれるくらい仲が良かった、そして未だに仲の良い三人を軸に描かれる日常。序盤、彼女たちの年齢はてっきり四十代前半だと思いこんで読んでいたら、あれ、五十代前半…?となり、199ページで判明する、まさかの五十代後半。まあ平均寿命は延びているけれど、それにしても元気だ。そしてお金持ってる(笑)。どこの世界の話よ(というか定年退職が五十代てことは昭和?)。三人の、他人が聞いたらなんじゃそりゃ、な、でもなんか面白い、延々と続くおしゃべりが聞こえてくるようでした。
読了日:10月16日 著者:江國 香織
午後のチャイムが鳴るまでは午後のチャイムが鳴るまでは感想
作者曰わく「馬鹿馬鹿しいことに情熱を捧げる、愛すべき馬鹿どもの青春ミステリー」。65分間の昼休みの中に彼ら彼女らの青春が凝縮されている。高校に限らず学校の昼休みってとにかくうるさくて苦手だった私には眩しすぎるけれど、青春の全力さ、輝きが大爆発、な作品でした。が、消しゴムポーカーの章、ポーカーのルールに興味が無さ過ぎて一瞬意識が飛びました。だましだまし読んでなんとか読了。最終章をもっとコンパクトに、むしろ無しでも真相が分かるように書いてほしかった、というのは贅沢な望みですかね。なんにせよ面白かったです。
読了日:10月16日 著者:阿津川 辰海
でぃすぺるでぃすぺる感想
ジュブナイル×オカルト×ミステリー。オカルト好きのユースケとアンチオカルトで論理派のサツキ、2人の推理の判定役ミナは、祭の前夜に刺殺されたサツキの従姉が遺した「奥郷町の七不思議」の謎に挑む。ホラー部分が結構怖くてちょっと後悔した。でもミステリ部分はすごいよく練られていたので、最後までその感じでまとめて欲しかったなー…。同じ叩き台で小野不由美に書いてみてほしい!って思ってしまった。まあ怪異が真相っていうのは今村作品にはよくあることなんやろうけど。あと、人が死にすぎるのが良い気分ではなかったです。うーん。
読了日:10月12日 著者:今村 昌弘
小説家と夜の境界小説家と夜の境界感想
自称底辺小説家(もし作者自身を模しているのであれば謙遜が過ぎる)が、同業者について語るという体裁の短編集。そこまで怖くないのでホラー苦手でも読めた。こんなすごい小説をどうやって作っているのだろうか、と本好きなら一度は考えたことがあるだろう疑問に、ホラー・ミステリー・オカルティックな感覚の答えをくれる。創作と現実の境界が曖昧になる時、そこに顕れるのは芸術か狂気か。紙一重であるからこそ人はのめり込んでしまうのだろう。小説を書く才能がある、ということは、本人にとって必ずしも幸せなことではないのかもしれない。
読了日:10月11日 著者:山白 朝子
風をとおすレッスン: 人と人のあいだ (シリーズ「あいだで考える」)風をとおすレッスン: 人と人のあいだ (シリーズ「あいだで考える」)感想
現代日本人はリアルだけでなくSNSでも他人とつながり、つながりすぎた結果風通しが悪くなってしまった。そのつながりを断ち切るのではなくゆるめることで、人との間に、そして自分の中に、風を通す、その為にはどうすれば良いか。自分の中の沢山いる自分を認め、心の中の他者を尊重する。他人とは分かり合えないものであり、でもそれを否定しない。期待せず、信頼し、イメージを更新する。呪いのような物語は燃やしてしまう。人は死んでも水面に落ちた水滴のように波紋を残し続ける。要約するとこんな感じ。なんだか教科書みたいな本でした。
読了日:10月10日 著者:田中 真知
西洋菓子店プティ・フール西洋菓子店プティ・フール感想
その重箱にはプティ・フールという名前の秘密が詰め込まれている。商店街の頑固じいちゃんが営む洋菓子屋。職人気質のパティシエは弁護士の彼氏と婚約中。彼女に憧れる後輩男子。彼に片恋するネイリスト。みんな、それぞれの秘密を抱えて生きている。ド派手な事件は起きないけれど、それぞれの仕事に対する思いとか迷いとか、恋愛のままならなさとか、決して菓子のように甘くはない色々がギュギュっと詰め込まれている短編集。ネイリスト美波があざといだけのように見せかけて実はかなり努力家だったりしっかり考えてたりするギャップが良かった。
読了日:10月09日 著者:千早 茜
わるい食べものわるい食べもの感想
「わるたべ」第一弾。何故か第二弾→三→一の順に読んだのだけど、これが一番食欲を刺激しなかった(笑)。序盤から給食の牛乳のことしか考えられなくなり、アレ、今思うと相当苦痛だったよな…としんどくなる。私の頃は瓶詰めで、飲み口のあたりに(これ、使い回しなんじゃ…?)と思う汚れが付着していたり、夏場はぬるくて胃が気持ち悪くなった。「これは食事とは別のもの」と言い聞かせ、最後に一気に飲んでいたが、冬になると寒くて死ぬんじゃないかと思った。(子どもの頃から極度の冷え性だった。)昔話でスミマセン。第四弾、期待してます。
読了日:10月08日 著者:千早 茜
キャプテンサンダーボルトキャプテンサンダーボルト感想
元野球少年の相葉と井ノ原。大人になって偶然再開した時、彼らはそれぞれ別の事情でお金に困っていた。不穏な取引から始まる逃走劇。ターミネーターに出てきそうなおっかない男に追いかけられ、最後の最後まで息がつけない。村上病なる伝染病は果たして実在するのか。東京大空襲と同じ日に東北に墜落したB29、主演俳優の不祥事が原因でお蔵入りになった幻のヒーロー映画…色んな要素との絡め合わせがうまい。2014年発売の作品と知って吃驚。コロナワクチンってなんだったんだろう…ってなる日がすぐそこまで来てそう(遠い目)。オススメ。
読了日:10月06日 著者:阿部 和重,伊坂 幸太郎
こりずに わるい食べものこりずに わるい食べもの感想
「わるたべ」第三弾。舞台は京都から東京へ。コロナ禍で外食・会食がままならぬ中、食へのこだわりを通り越した偏屈っぷりはむしろ大爆発。パフェ、パフェ、パフェ、ケーキ、鰻、小麦粉、餅…。時々エッセイと言うよりファンタジーな描写、面白い。なんだか初期よりだいぶオトナ?になられたような、丸くなられたような。今までは食は食!であり、誰かと一緒に食べていても食べている時は食のみに集中しているという印象だったけど、それが誰といつどんな風に食べたか、そういうある種感傷的なでも人間的な方向にシフトしていっている印象を受けた。
読了日:10月05日 著者:千早 茜
ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編: Brother編ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編: Brother編感想
元太・福太・学太・良太(ガンバの冒険)の四兄弟が商店街で起こる事件を解決してゆく。一冊では完結せず、Sister編と行ったり来たりしながら読了。片方だけだと謎の一部が謎のまま終わってしまう(分かる人には分かるのかもしれないけど私には無理だー。)のでそこは賛否分かれる所かと思う。二冊同時に手元に置いた状態で読み進めねばならぬのが面倒なのでできれば一冊に(或いは前後編に)まとめて欲しかった…というのがズボラ的願いです。とは言え二冊並べると表紙がつながっていたり、趣向が凝らされていて、面白いことには間違いない。
読了日:10月04日 著者:井上 真偽
ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編: Sister編ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編: Sister編感想
さてどちらから読むかな、と調べたところ、どちらからでもOK、但し片方の第一章を読んだらもう片方の第一章を読んでから次章へ…と、交互に読むべし、との意見が多かったのでそうした。こちらでは焼鳥屋の三姉妹、佐々美・都久音・桃(このネーミング思いつくのもすごいし、この名前が物語の面白さにも寄与しているので、大成功だとは思ったけど、現実にこんな名前絶対いじめられるやつやん、両親常識人ぽいのになんでこんなことに…?)が商店街の事件を解決してゆく。桃の小学生なのに異様に知識人なとこと子どもらしいとこのバランスが良い。
読了日:10月04日 著者:井上 真偽
可燃物可燃物感想
群馬県警捜査一課の葛警部が活躍する短編5編。すごく淡々とした硬質な文章なのにちゃんと血が通っている感じが不思議。警察小説、という触れ込みだったけど、どちらかというと謎解きに特化した推理小説という印象。どの事件も一見単純で特に捻る部分がなさそうに思えるのに、葛が細部まで観察し、関係者たち(他人から見たらとても合理的とは思えないし、普通そんなことする?と思えるようなことでも、本人には本人なりの理由がある。)との会話のささやかなとっかかりから事件の真相を暴く手腕が鮮やか。派手さはないのに読ませる。オススメです。
読了日:10月02日 著者:米澤 穂信
学園の魔王様と村人Aの事件簿学園の魔王様と村人Aの事件簿感想
黒い噂のある優等生でイケメン魔王様・御崎(本当は王子様)と、平凡なオタク村人A・山岸(実は勇者?)コンビによる平和な学園ものミステリー…かと思いきや。母親が管理するビルのトイレがしょっちゅう詰まる、というそこまで緊迫感のない事件から始まって、学生寮からの生徒転落死、半グレのアポ電強盗、終には殺人、と徐々にきな臭くなり…。ユーモア溢れる文章にも関わらず、さりげなく全体にちりばめられた伏線もきれいに回収され、お見事。ラストもスッキリ。重厚さは無いのでそういうのを期待する人にはおすすめしませんが、私は好きです。
読了日:10月01日 著者:織守きょうや




10月は新刊がたくさん出て、

おもしろい本もたくさんでした。



そんな中であえてMVPを選ぶなら!




 

 

「本の背骨が最後に残る」

斜線堂有紀さんの新作です。


ジャンルとしてはホラー…?SF…?

ちょっと怖くて痛い描写も多かったですが、

斜線堂さん独特の耽美な描写力が余すことなく発揮された傑作だと思います。


是非読んでみてください!




それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。