退院までの話

毎日看護士さんと放射線技士さんと
放射線科の主治医の先生がドアの隙間から
様子を伺いに来てくれる

副作用は2日目の夕方までに
出なければ大方出ないと言われた

3日目くらいに若干ムカムカしたのと
禁ヨード食生活中から続く
舌のピリピリ以外は概ね良好

看護士さんは紙つなぎに紙キャップで
一番重装備。基本ドア越しに会話

放射線技士さんの若い方はドアの隙間から
年配(50代半ば)の技士さんは目の前に
普通の格好で現れて驚いた

放射線科の主治医の先生はサッと来て
隙間からサラッと様子を聞いて
一言コメントして去って行くスタイルウシシ

4日目に若い方の技士さんが
線量計を持って普通の格好で現れて
1回目の線量測定

その時点で退室基準をクリア
もうおチビの甥っ子と接触しても
大丈夫と確認する

5日目10時頃、年配の方の技士さんが
線量計って基準値クリアって事で、
シャワーが許可され看護士さんが
預けてたタオルと病衣を持って現れる

部屋をサッと片してゴミを分別して
4泊世話になった部屋を出る
一度出たら戻れないとの事

シャワーを浴びて、拭いたタオルは廃棄
ひとまず新しい病衣を羽織ったら
着替えを渡すから
シャワー室にあるブザーで呼ぶようにと
看護士さんに言われたのに
どこにもブザーがないアセアセアセアセアセアセ

ノーパンで病衣1枚で呼びかけるも
返事もなく、大声も出ない
途方に暮れて管理区域側手前の
厳重度が少し低い空き病室まで出て
ナースコールをしたら
看護士さんが新しい病衣と荷物を
持って現れる

ちょっと履き物の事を責められたけど
指示通りの場所にあると言われた物が
なかった旨伝えると、
しょうがないかって感じになるぼけーもやもや

新しい病衣に着替えて一般の病室に移動

一般病室はベッドがフカフカで少し驚く

預けてたテレビカードの予備2千円分を
清算して現金化して、
カップコーヒーを買って読書

14時頃シンチグラフィを取って、
16時に迎えに来た妹と放射線科の主治医から
説明を受ける

いや~今回やって良かったよ
すごく沢山放射性ヨウ素を取り込んでた
残念な事に癌が少し残っていたけれど
放射性ヨウ素内照射がとても
有効と分かったからあと1回か2回やって
癌を限りなく0に近付けて行きましょう

ああ0には出来ないのかと思ったけど
甲状腺がんは発見されても
手術せず経過観察の人もいるし
治療方針も決まってるし
最悪ではなかったなと思った

で治療費は後日請求書が送られてくると
説明を受けて退院となった

また禁ヨード食生活やだなぁおばけおばけおばけ