手術当日。
コロナ禍のため、当初は当日のみの付き添いだったのですが、
娘の回復が遅かったことと、
痛みが全く引かなかったことを心配し、
主治医ドクターの許可もあり、
急きょ、泊まることになったのですが…
珍しくソラのお世話をするために、
お留守番をしていた旦那に電話をすると、
「オレが病院で泊まる」と。
正直、不安はありましたが、
娘の側に誰もいないよりはマシ。
ソラのお世話は多岐にわたるので、
それを旦那がするよりは、
交代する方が良いと判断し、
担当看護師さんにそれを伝えました。
「すみません。旦那と交代します。
付き添いをしたことないので、
あまり役には立てないと思うのですが…」
看護師さんはにこやかに
「大丈夫ですよ!お父さんがいてくれるだけで娘ちゃんも心強いですよね」
はは。
そうだといいですが…
痛み止めが効いている間、
ぐっすり眠っている娘。
その間に交代しようと、
置き手紙(パパと交代するね。また、明日くるからね!的な)を残し、
自転車で猛ダッシュで帰宅。
夜の7時過ぎでした。
娘の状況をバーッと話し、
追加の娘の荷物をまとめ、
旦那に渡しました。
せっかちな旦那はその状況をイライラしながら待っていましたが、
荷物を渡すと、なぜかリレーのバトンを受け取ったアンカーのようにやる気満々の顔つきとなり、
早歩きで病院へと向かいました。
(翌朝、そのまま出勤するため徒歩で行きました)
あー、今日もハードな1日だったなー
と、帰宅途中寄ったコンビニで買ったサンドウィッチを頬張り、
少し甘めのアイスコーヒーで流し込む。
あっという間の夕食は終わり、
ソラの清拭の準備をしていると…
LINE電話が鳴りました。
もしもし?
「あ、オレオレ。
あのさ、娘がさ。
オレに帰れって。」
ん?
娘が帰れって?
もう、大丈夫なの?
「うん。
割りと元気だよ。
だから、もうパパ帰っていいって。」
あは。
そうなんだ。
娘がいいならいいよ。
「なんだよ。
オレなにしに来たんだ?」
お疲れ。
帰っておいで。
「わかった。帰る。」
担当看護師さんに了承を取り、
旦那はあっという間に帰ってきました。
娘にLINEをすると、
「もうだいぶ元気になった。
まだ少し痛いけど、全然大丈夫。
パパがいるとウザいし、
ひとりの方が全然いい。」
と。
そうね。
笑っちゃいけないと思いながら、
あんなにいそいそと出かけた旦那が
どんな顔して戻ってくるんだろうって想像すると、
思わず、笑ってしまいました。
旦那、ドンマイ!