鼻のチューブが入らない。
そのことがどれだけ大変なことか…
栄養だけでなく、
命を守る薬や水分もからだに入らないんです。
大袈裟でなく、
鼻チューブが入らない=命の危機
となります。
主治医の先生にも数年前から何度か相談をしていましたが、
先生としてもギリギリまで粘りたい。
できるなら胃ろう造設を避けたい。
でも、全く鼻チューブが入らなくなる前になんとかしなくては…
その葛藤が続いていました。
胃ろうよりも、
常に高濃度の栄養を点滴し続ける「中心静脈栄養」を使うという案も出ましたが、
鎖骨下に針を刺し、
常に清潔をキープしながらも、
菌の侵入があるとすぐに命が脅かされるというリスクがある。
ということが大きな壁となり、
それも即採用!とはなりませんでした。
良案が浮かばないまま、
時だけが流れていき、
鼻のチューブ挿入が限界近いところまできていました。
そして、2019年1月。
主治医から「胃ろう造設をしましょう」と、
覚悟を決めた提案がありました。
「このままでは否が応にも、
決断しなければならない時がくる。
きちんと検査し、
きちんと準備をして、
少しでもリスクを回避できるようにします。」
「ただ、お分かりのように、
ソラくんは、手術、特に麻酔が大変大きなリスクとなります。
どんなに準備をしても、そのリスクを回避できない場合もあります。
それを含めて、
どうしたいかをご両親で考えてください。」
鼻のチューブが入らない。
全身麻酔をして手術を受ける。
どちらを選んでも、ソラの命が脅かされる。
まさしく、究極の選択でした。
(続きます。)
ちなみに。
昨日のトモの話です。
メンタルクリニックを受診し、
先生に「休学をしようと思っています。
なので、診断書をお願いします。」と伝えたそうです。
先生からも、「大学に行きながら治療するより、
きちんとお休みして、しっかり治療していく方が良いと思います。よい判断ですね。」と言ってもらったそうです。
今まで悩んでいたことが、
一歩前進できたと思います。
そして、
更にちなみに話ですが…😅
珍しく旦那がトモの送り迎えをしたんです。
その帰りの車中で、トモが旦那に、
説教をしたらしいんです。
説教というか、旦那を諭したというか…
「今まで、あんまりパパやママのことについて言ってこなかったけど、
今日は言おうと思って、
パパに僕の考えを言ったから。
詳しい内容は言わないけど、
『とにかく、同じ過ちはするな』って、
言っといたから。」と
わたしに話してくれました。
何をどう話したのかはわからないけど、
トモがひとりの大人として、
旦那を諭したことに、
成長したんだなーと少し嬉しさも感じました。
それにしても、
子どもに説教された旦那。
どんな顔して聞いてたんだろう~🤣