今日から、少し過去に戻って、
ソラのお話をしていきたいと思います。
2年前の2019年5月末。
ソラは「胃ろう造設手術」を受け、
おなかに胃ろうを作りました。
胃ろうとは…
ご存知ない方も多いと思います。
ざっくりと説明しますと、
「食べ物などを口から摂取できない場合などに、
腹部(胃)に穴を開け、
そこからチューブをつなぎ、
栄養を摂取する。」というものです。
(ざっくりし過ぎて分かりにくいですね😅)
それまでも、ソラは1歳で寝たきりになってから、口からは摂取できず、鼻から胃まで通したチューブ(経鼻)から栄養や薬を飲んでいました。
13年間。
その状態で、長らくソラの命を支えていました。
そのチューブは、栄養剤などを通すことから、汚れや傷などがつきやすく、
ソラの場合は、2週間に1度、
家族が交換していました。
(もちろん、わたしのお仕事です😅)
そのチューブ交換は、
とても苦しいもので、医療のことを何も勉強したことがない素人が行うには、
とてもハードルの高い作業です。
内視鏡もなにもない家の中で、
ただ手の感覚だけを頼りに、
鼻からチューブを挿入し、
喉の奥まで入れ、
ゴクンと飲み込むのに合わせ、更に奥に入れていく。
そして、そのまま胃の中まで挿入する。
間違えれば、チューブの先が口から出てきてしまったり、
途中で、折れ曲がったり、
最悪の場合は、食道ではなく、気道に入れてしまうことで、すぐに死に繋がってしまいます。
それを2週間に一度、やっていました。
しかし、
いつの頃からか、
そのチューブが全然入らなくなってしまったんです。
通常であれば、
15~30分ほどで終わる作業なのですが、
1時間、2時間とかかることが増え、
入れられる本人も入れるわたしも汗だくになり、
泣きながら作業する。
そんな事が増えていきました。
このままではいつか完全に入らなくなってしまう。
そう危機感を募らせたわたしは、
主治医に相談することにしました。
ちなみに。
旦那は、
この入れ替え作業は、
ほとんどしたことがありません。
はは。
書かなくてもわかりますよね?
(続きます。)