↑こちらの続きをお話します。








娘の入院の経過は順調でした。

初めの説明では、

点滴で腫れた虫垂を沈静化させ、

落ち着いたら退院。

もし、腫れが治まらないようであれば、

手術ということでした。






ありがたいことに、

点滴がうまく作用し、

検査上でも正常値になりつつありました。







1週間ちょっとの入院で、

なんとか完治し、退院できるとなった時に、

娘が何気なく、私にこう言ったのです。







「なんか変なの。


うまく言えないけど、

からだに突然、力が入っちゃう。


その時、なぜか、

涙が止まらなくなるの。


なんでだろう。」






どういうことだろう?





詳しく聞くと、

夜中に突然、点滴をしている方の手に力が入り、コントロールが出来ず、

そのうち全身に力が入って、

涙が溢れてくる。

というのです。






点滴になにか原因があるのかと思い、

看護師さんにそれを伝えると、

ドクターに聞いてみますと言ってもらったのですが、

特にドクターからの返事もなく、

退院の日が来てしまいました。






最後の退院の日に、

もう一度、ドクターと話ができるはずでしたが、

待てど暮らせどドクターは来ず、

そのまま退院となりました。






わたしと娘も、

その異変は、入院中の一回だけ。

ということだったので、

まずは様子を見ようと そのまま静観することにしました。





でも、これが、未だに娘を苦しめる謎の発作?

その始まりでした。








話は前後しますが、

娘がその異変をわたしに話す前のこと。





担当のドクターと話をした時、

今後、どうするかの提案がなされました。





「今回、点滴治療で治まりましたが、

今後、また同じような腹痛が起こるかもしれない。(ならないかもしれないですが。)



選択肢としては2つ。



今後、また同じ状況になった時に手術をする。

それまでは特に何もしない。



そして、もうひとつは、

腹痛が起きる前に、予め、準備をして手術を行う。



どちらにするかを退院までに決めてください。」





手術の方法や

再発のリスク、

再発の頻度など

エビデンスをきちんと説明を受けました。





すぐに娘にどうしたいかと尋ねると、

「また、あの痛みを経験するのはイヤだから、

手術を受けたい。」と即答。

わたしもその方がいいと判断しました。





しかし。

やはり、あいつは。

あいつは、大反対でした。

(予想通りw)






(続きます。)