(前回の続きです。)






産婦人科に受診しても、結局、

痛みの原因がわからなかった娘。







うちに戻った時、時刻はすでに18時を過ぎていました。しかし…

娘の痛みは変わらず、

それどころか、益々、酷くなっている。

時折、ワーッと叫び痛がる。

そして、ふっと動きが止まり眠る。

それを繰り返していました。








もしかして…

わたしはある経験を思い出し、

もう一度、病院へ連れて行くことを決意しました。








近所の内科へ電話をし、事情を説明。

午後診察終了まであと20分。

すぐに行くからお願いします!と伝え、

電話を切りました。









*ちなみに、この時点で旦那は帰ってきていました。

普段、ソラのお世話をほとんどしないので、

また病院に行こうとしている私に、

『え?また行くの?ソラどうするの?』と

相変わらず、自分勝手な質問をしてきました😅




「娘をこのままにはしておけないでしょ!」と一喝し、

ソラのお世話の段取りをメモし、

「わからないことがあったら、LINEして。

あ、でも、病院だから、すぐには返信できないからね!」と説き伏せ、

やっとの思いで出掛ける支度をしました。










「痛いのにごめんね。」

ぐったりしている娘を再び車に乗せ、

走って3分ほどの内科へ駆け込みました。







終了間近ということもあり、

待合室はがらんとしていて、

薄暗く心細いような空間でした。







座っていられない娘を横たわらせて、

看護師さんの問診はその場で行い、

診察に呼ばれるのを待っていました。







すると。

奥の診察室から初老の先生が現れ、

「おかあさん、この痛がりようは、

ここでは診れないから、大きい病院行った方がいいよ。」







え?

ここでは診れないんですか?







診てくれないショックもありましたが、

それほど、酷い状態なんだと

そちらのショックの方が大きく、

今からどこの病院へ行けばいいのか… 

と頭を巡らせていると、







「今から行くなら〇〇病院か□□病院だけど、

今はコロナがあって、夜間救急は受けてくれないから、

救急車で行った方がいいよ。」






えー?

救急車??







救急車を呼んでいいのか戸惑いましたが、

先生からの「一刻も早く診てもらった方がいい」という言葉に背中を押され、







「〇〇病院は、娘が去年まで受診していたので、

そちらへ搬送してもらうことは可能ですか?」

とお願いし、救急車を呼んでもらうことになったんです。







娘はその時、会話はうっすらできる状態でしたが、痛みが長く続きすぎて疲れ果て、

ほとんど動くこともなく、ぐったりしていました。







あ、そうだ。

あいつに連絡しなきゃ。






時刻は20時をまわり、

ソラがお風呂に入る時間になっていました。

イライラして待ってるだろうなー







やだなーと思いながら電話をすると、

やはり案の定、すぐには出ません。

そう、ヤツはいつもこうです。

こちらからの電話は出ません。

こういう切羽詰まった時は特に100%出ません。







はー、こんな時に無視すんなー!!







(続きます。)