話は先週に逆戻ります。

娘を実家へ避難させ、

わたしがうちに戻ったおよそ30分後。





バン!!

帰ってきました。

(ただいま~を言わないのはいつものこと。

そして、ものすごい勢いでドアを開けます。)





帰るとすぐに自分のクローゼット付近でしばらくまったりする旦那。

わたしがいるリビングになかなかくる気配がありません。





わたしも若干緊張していたので、

旦那がリビングに来るまでの時間がとても長いものに感じました。





すると、ダッダッダッダと足音が。

バンッ!(←リビングの扉の開いた音)

「おい、娘は??」(←第一声がこれ)





キタ!

いるはずの娘がいないことに気づいたよう。

さぁ、どう切り出すか。

…うん。バッサリいこう。笑





「いないよ。出てった。」




『は?』




「また、体調が悪くなったの。

とても、辛そうだったから、

とにかく、この場から離れた方がいいと思って。」




『どこに?』




「実家。わたしがお願いして連れてった」




『習い事は?』




「休ませた。」

「コーチの了承は取ったから」





『はー?休んだ?

おれの許可なく?勝手なことして!』




「今日はとにかく練習できるような状態じゃなかった。まずは、体調を戻すことが先でしょ?」




『習い事がイヤなら、休むだけでよかっただろ!なんで、うちを出たんだ!』




「あのね。前にも言ったよね?

パパといっしょにいることが辛いの。

だから、パパが変わらないなら、

娘が離れるしかないでしょ?」




『…………おれ?おれが悪いの?』




やっぱり。

散々、あんたが原因!って言ってきたのに。

また、初めて聞いたみたいな顔してるー




「もう、このままでは無理だと思うよ。

娘ちゃんの精神は限界。

いま、ちゃんとしないと、

娘ちゃんはもっと立ち直れなくなる。

それだけは絶対に避けなきゃいけないの!」




この言葉を聞いた旦那は、

何も言わず、すっと、また、自分のクローゼットに戻っていった。



そして…



(続きます。)