更新が空いてしまいました!
(3/2~の休校措置でバタバタしております💦)


年か明けて2019年。
センター試験、二次試験の間を縫うように、
トモと私は心療内科へ通いました。


心理カウンセラーによる問診や、
親である私ひとりでの問診(トモの小さい頃の話を聞くため)などをひと通り終え、
3月初め、診断が下りました。



「軽い発達障害」



先生の話を聞きながら、私はどこかホッとしていました。
小さい頃から、いくつもの違和感があり、
「発達障害」という言葉が湧いては消え、
湧いては消え…

発達障害の子供たちに関わる仕事をしている友人や自閉症スペクトラムの子どもを育てている友人に相談したこともありました。

もしかしたら…

と、ずっと頭の片隅にあったのです。
でも、それをトモに言うにはとても勇気が要りました。
傷つきやすく、すぐに自分を責めてしまうトモに「病院に行こう」とはなかなか言えなかったのです。(何度か、それとなく促したことはあります。)



でも、実際には、
トモ自身も、友だちからの指摘もあり、
「もしかしたら…」と思っていたというのです。



医師から、
「今まできっと、トモ君は自分の特性を無意識に理解し、足らない部分を一生懸命努力してきたんだろうと思います。」

「よくがんばってきましたね。」



そう言われて、
トモの顔には、どこか救われたような、ホッとしたような、今までとは違う落ち着いた色が見えました。



早く、もっと早くこうしてあげればよかったのかも知れない。
こんなに悩むこともなかった。
私はトモを、トモは私を、お互いに責め合うこともなかったのかもしれません。



帰りの車の中で、そう話し、
「早く救ってあげれなくてごめんね。」と謝りました。
その言葉を受けて、トモはこう言いました。

「ううん。僕はこのタイミングでよかった。
このタイミングだったから、診断を聞いてもすんなり受け入れられたんだよ。」




そして。この春、トモは大学に進学しました。



*現在、トモは病院には通っていません。
発達障害に対する行動はしていません。
先生からも、困った時に来てくれればいいと言われています。

発達障害と、診断をされて苦しく大変な想いをされている方もいらっしゃると思います。
我が家の場合は、長年の苦しみ(違和感)から解放された事が大きかったのです。
「自分」がわかったトモは、見違えるように明るくなりました。