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今日は。
本編に戻りまして、
「義父の脅迫。」のつづきをお話します☝
義父が部屋を出て行き、
静まり返った室内に、
私は、
呆然と座り込んでいた。
言われた言葉の意味を何度も考え、
考える度に、刻々と、恐怖が襲ってきた。
「ただいまー!」
トモの賑やかな声が聞こえ、
ハッと我に返った。
お帰りー!と、笑顔を必死に作り、
はしゃぐトモを出迎えた。
買ってもらったオモチャを嬉しそうに
私に見せるトモの明るい雰囲気に、
いつしか、私も引っ張られていた。
さっきの、
あの義父の脅迫めいた言葉がなかったように、
ガヤガヤと賑やかな部屋に
いつしか戻っていた。
お昼ごはんの支度をし、
みんなでテーブルを囲んだ。
義父も、以前と変わらぬ様子で、
何事もなかったように、笑っていた。
…でも、私には違和感だらけの食卓だった。
私は、
旦那に、義父から言われたことを
話したいと思っていた。
旦那が知っているのかを聞きたかった。
ごはんを済ませ、
隣に座っていた旦那に、
「話は?(いつするの?)」と小声で聞いた。
「後で。」と旦那は私を見ずに答えた。
その後も、トモが遊ぶ姿に、
旦那や義父母が笑い、はしゃぎ、
楽しそうにしているだけで、
話をする様子は全くなかった。
再び、旦那に、話をしたい。と言うと、
「今は、無理。」と返された。
私は、ここで、やっと、気づいた。
『離婚』の話なんてするつもりはないんだ。
私を呼び出したのは、
義父のあの言葉を聞かせる為だけだと。
そうなんだ。
旦那は、『離婚するつもりはないんだ』と。
この事に気づいてから、
一刻も早く、この場を立ち去りたいと思い、
「今日は、もう帰ります。」と、帰り支度を始めた。
「まだ、いいじゃないの。夕ごはんも食べていけば?」と言う義母に、
私は、丁寧に断り、
逃げるように、旦那の実家を後にした。
帰りの車の中で、
今日、起こったことの真実を
繰り返し繰り返し考えていた。
その時。
トモが言った言葉に、
私は、戦慄が走った。
「ねぇ。ママー
僕、おじいちゃん家に暮らすの?
なんかねー
僕、おじいちゃん家から、
新しい保育園に通うんだって!」
息が止まった。