皆さま。
訪問して下さり、ありがとうございます✨
いいね!やコメント、読者登録をして下さった方も、
ありがとうございます🎵


今日は。
「母からの電話。」のつづきを。




あの「母から電話があった」日から
3日後。


看護師長さんの話の通り、
古い病棟から、新しい病棟に移りました。
小児科に入院している患者さんたちが、
一人ずつ医師や看護師に囲まれながら、
慎重に、丁寧に、緊張感を持って、
移動していきました。


新しいPICUは、
それまでの部屋と違い、
明るく、太陽の光も入る場所で、
心なしか気分も明るくなったのを
覚えています。


ナースステーションの前にあるPICU。
その真ん中に、ソラは入りました。
廊下からもしっかり見えるように、
以前と同じく、
カーテンは引かず、
全くプライベートはない空間でした。



その日の夜から、
私は、家に帰ることになりました。
新病棟になって、
夜間は完全看護の体制になったからです。

久しぶりの家。
トモは、私がいることに、
とても嬉しがってくれました。
母も、「これで、ゆっくり眠れるわ」と、
嬉しそうでした。
私も、久しぶりにトモと寝られることに、
喜びを感じました。


しかし。
家に帰って、
旦那がほとんど家にいないことがわかりました。

母いわく、
「みんなが寝静まっている夜中に帰ってきて、
朝は、トモが起きる前に出かけていく」
のだそうです。

私の実家にいることに窮屈さを感じている
のかも知れませんが、
この大変な時に、
自分のことしか考えていないことに
心底、辟易しました。



次の日から、
私は、
朝、トモを保育園へ送っていき、
その足で病院へ向かい、

日中は、
ずっと、ソラの側にいる。

そして、
夜は面会時間ギリギリまでいて、
家に帰るという生活が始まりました。


しかし、
またもや、
母から、こう言われたのです。


「もっと早く帰って来られない?」


トモのお迎え後の面倒が辛いと、言うのです。


私は、
家事などを任せてしまっている後ろめたさから、
なるべく早く帰るように努めました。


なのに。


ある日。

母は、
トモを捨てたのです。


「こんな子、どっかにやって!」


母は、事もあろうに、
トモの目の前で、この言葉を言い放ちました。


私は、
何かが爆発する勢いで、
トモの手を引いて、
家を飛び出しました。