2人目の子ども(仮に、ソラとします。)が生まれてから、
私の生活は、ソラのことでいっぱいになりました。

1歳を迎えるまで、入退院を繰り返したソラ。


気管支炎などで入院したこともありましたが、
主に、手足の手術を受ける為の入院でした。


ソラが、7ヶ月の頃。
心臓の心配もありましたが、
ある大学病院で手術を受けました。
(生まれた病院ではないです。)

しかし、
手術開始直後、ソラの心臓は止まりました。
全身麻酔をかけた直後でした。

すぐに、
心臓マッサージと電気ショックをし、
何とか、心臓が動き出しました。

3~4時間はかかると言われていた手術は、
1時間もかからず終了し、手術は中止となりました。



待合室にいた私のもとに、執刀医であるB先生(女医さんです)が現れ、
今、起こった全てのことをやや早口で説明して下さいました。


心臓が止まった。

このことに、動揺が隠しきれず、
ソラが待つICUに早足で駆け付けました。


沢山の管につながれたソラに驚いた間もなく、
白衣を着たドクターたちが、
ドヤドヤとソラのベッドを囲みました。

ドクターたちの会話に、
「ただ事ではないことが起きたんだ!」と
すぐに分かりました。


この子に一体、何が起こったのか!


私はただ、この状況を見つめるだけしかできませんでした。