「日本の常識は世界の非常識」を肝に銘じて世界を相手にビジネスを成功させよう | ポストコロナのグローバル社会で生き残り、ワンランク上の生き方を手に入れる

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個人・法人(事業家)問わず、一人ひとりに合ったスタイル、ペース、方法で、いつでもどこでも、低いリスクで副業・兼業を始めて軌道に乗せるのを、具体的な商材をもってお手伝いします。経済的自由・時間的自由・精神的自由を手に入れてください。

前回までに、世界を相手にビジネスする際の6つのアプローチをご紹介してきました。

それらのアプローチを機能させるには、7つ目のアプローチが必要です。

それは、「日本のやり方」は必ずしも海外では、そして外国人相手では必ずしも通用しないということです。だから、相手のやり方も尊重しながらコミュニケーションを取って、ビジネスを進めることです。

ビジネスカルチャー、生活習慣、コミュニケーションの取り方、意思決定の方法などが、日本と海外では異なるからです。相違点は、長年の歴史、文化、教育、社会状況などに由来します。

外国人からすれば、日本ではまず、名刺交換をする、お辞儀をするといった表面的なことを、日本独自のカルチャーと見えるそうです。

確かに名刺交換やお辞儀をするのは、日本国外ではほとんど見られないでしょう。でもそれはある意味、表面的なことです。

ビジネスをする上でもっと重要なのは、例えば日本では名刺交換が重要という事実の背景である、日本では個人よりはその人が所属する会社・組織や肩書がポイントだが海外ではあくまでも個人で評価することです。

これは、実際に海外とビジネスを進める中で、随所に出てくる日本との違いの根幹にあることです。そしてこの違いは一夜で分かり、対応できることではありません。

去年、米国企業の幹部に対して1時間の国際電話でのコンサルティングを行ったテーマはまさしく、「日本と欧米(米国)のコーポレートカルチャーの違い」でした。その中で、コミュニケーションスタイルなども含めて、事例を交えてお話しさせていただきました。

一生懸命に書物を読んだがなかなか分からないから、コンサルティングを依頼した、ということでした。確かに文書化しにくいことで目ぼしい書物は非常に限られているでしょう。そして仮に良い書物にであってそれを読んでも、直ぐに理解して対応できることでもありません。

日本の常識と世界の常識は確かに異なり、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性を尊重しかつ一旦受け入れる)の精神は不可欠です。一方、私たちがビジネスをする相手は血の通った人でありそのような相手を尊重すること、ビジネスの本質などは万国共通です。

このようなことも、少し前に日本語版と英語版の電子書籍で書いています。スターティアラボ社から2015年11月に出版された電子書籍です。

日本語版: 世界を相手に勝つための教科書 – グローバル社会で事業を拡大する7つの方法と8つの事例
英語版: 7 Things to Know to be Successful in Business in Japan