少しずつほころんで


気が付けば微笑んで


知らぬ間に寄り添って


近づいて


感じて


気配を感じて


間をとって


十二分に込めた気合いを放ったあと


わたしに向けたあなたの瞳が


いつになく茶目っ気を帯びた優しい瞳で


確かな確信を射抜いてきたから



伝えたかったこと

やっと言えた

伝えたかったこと

やっとひとつ話せた



飛び立つ鳥のようで


それでいて重心低く安定してる


(鳥居みたいってとこまでは話せなかったけど)

おぉ、凄いじゃん!


って言ってたね


(うん。凄いと思う。


だから、そんな風になりたい)



あなたは真摯に耳を傾けて


取り零したりせぬ様に


大切にひとつひとつ


なにかを確認するように


なにかを刻み込むように


あの時と同じように聞いてくれた



伝えたかったこと

ずっと

伝えたいと

伝えなきゃと

思っていること

まだあるんだ


ひとつずつでもいい


必ず伝えていこう