“私も長年のファンの、あるバンドについて紹介しましょう。
そのバンドは「ザ・パロッツ」という、その名の通りビートルズのパロディ、つまりコピーバンドです。六本木のライブハウス「Abbey Road」を拠点に、すでに25年以上活動していますが、彼らのすごいところは、イギリス・リバプールで開催される「ビートルズ・コンベンション」に参加し、本場の観をも熱狂させてしまうほどの完成度です。“
“ですが、いくら完成度が高くとも、突き詰めればビートルズを聴きたければレコードをかけるのが一番の近道で、それが唯一の方法です。本当のジョン・レノンの歌声はそこにしかなく、オーディオマニアの私の自宅には良い環境が整っています。しかし、それでも私はザ・パロッツを魅きにいってしまう。これは一体どういうことでしょうか?”p213
私もCDでビートルズの歌声が聴けるはずなのに、なぜかザ・パロッツの演奏を聴きに六本木「Abbey Road」に行ってました🎸
“リーダーの吉井氏は20代の頃から40年以上、つまり1980年に40歳で亡くなったジョン・レノンの人生よりも長く、ジョン・レノンとして音楽をやっており、ポール・マッカートニーとも共演を果たしています。つまり、そこにはジョン・レノンのコピーでありながら、本人とは別の新たな価値が生まれているのです。そして、その価値は将来ジョン・レノンそっくりの人工知能を搭載したロボットが登場したとしても再現することはできません。”p213