改めまして…
4月5日(日)朝9時〜放送が開始される
『デジモンアドベンチャー:』にて
高石タケルをつとめさせていただくことになりました。
1999年『デジモンアドベンチャー』放送当時、どれほど選ばれし子供たちに焦がれたことか。
あの頃の自分は、こんな未来が待っているなんて、知る由もなく。
人生って、本当に何が起こるかわからないけど、決して捨てたものじゃないです。
夢を叶えたオタクが、ここにいまs(ry
すみません、それは、さておき、します。
一足先にTwitterでは、たくさんの反響をいただき、そのコメントの中には、有難くも知って下さっている方々もいらっしゃったのですが…
そう、実は今回、高石タケル役を演じさせて頂くのは、初めてではないんです。
2013年にリリースされたPSP『デジモンアドベンチャー』。
この一本のゲームで、タケルを演じさせて頂いたのが、一番最初で。
あのときは、TVシリーズのシナリオに加えて、新規のストーリーをフルボイスでお届けするという試みのもと、畏れ多くも、しかしながら、ありったけの愛情を込めて、演じさせて頂きました。
そこから20周年を記念して発売されたデジヴァイスに、改めて声を吹き込ませて頂いたのが、2018年の初夏。
こうして、TVシリーズという形で、再びタケルを演じさせて頂くことになろうとは、思ってもみませんでした。
この声のお仕事をはじめてから、デジモンのご縁を辿ると、デビュー当時に携わらせて頂いていた『デジモングロスウォーズ〜時を駆ける少年ハンターたち』の洲崎アイルがはじまりです。
そのときも大好きなデジモンシリーズに携わらせて頂けることへの喜びと緊張で胸がいっぱいでした。
歴代の主人公たちとパートナーデジモンたちが颯爽と登場した、あの日の収録のときは、今でも鮮明に覚えています。
そこからご縁があってPSP『デジモンアドベンチャー』のお話をいただいたのが、2012年。
此処での出会いと経験と御恩。
一生、忘れません。
そこから大好きな気持ちが転じて
『デジモンストーリーサイバースルゥース』では、アグモンとガブモンをパートナーとする白峰ノキア。
『デジモンワールド -next 0rder-』では、クズハモンなど、本当にお世話になりました。
どの作品も、役も、かけがえのない宝物。
その原点となった『デジモンアドベンチャー』。
私はまた愛する作品に、何度も人生を救われ、何度でも人生を変えてもらった。
この感謝の気持ちを、作品に携わる身として、還元していきたい。
こう考えるとデビュー作である『HUNTER×HUNTER』にはじまり、『機動戦士ガンダム THE ORGIN』、『フルーツバスケット』など、リメイクというか、復刻というか、新作というか、そうした作品に度々縁があるのだと、改めて実感します。
そして、どの作品も、自分の人生のルーツであり、人格形成に深く携わっているものばかり。
これまでのすべてに出会えた意味を、運命と感じたくなるほどに。
良いこともそうじゃなかったこともひっくるめて、あってよかったと思える人生だと、切に思うのです。
そのとき、そのときで、もちろんプレッシャーを決して感じていなかったわけではなくて、だけど、そのプレッシャーすら感じられるほどの余裕がなかったのも事実で。
だけど、今は、こうして携わらせて頂けることに、意味があると信じて。
そして、自分が大好きなものが、時を越えて、誰かにとっての大好きになったり、心動かされるきっかけになれる可能性があるのなら、それはとっても素敵なことだと思うから。
だから、そのためにも、"勇気"をもって、いろんな想いと向き合いながら、愛情を注いでいけたらと思うのです。
後半のほとんどは、常日頃から幾度となく綴ってきていることで、重ね重ねになってしまうけど、結果、すべてがひとつながり、私の信念みたいなものなんです。
ごめんなさい、長々と。
このスイートピーはね、とある節目の日に、そんな想いを抱きながら、タケルと彼のパートナーであるパタモンを想い浮かべて選んだお花なの。
「青春の輝き」