運命 ー 覚悟を決めろ
ここまで『ウルトラマンジード 』ご視聴いただきまして、本当に有難うございました。
この半年間、たくさんの声援を受けてきたこと、改めて実感した、土曜の朝。
最終回というものを迎える度に思うのは、まだ彼らの物語は、日常は、これからも続いていくということ。
これまで共に過ごしてきた時間、築き上げてきた関係性はそのままに、ここから先は、皆さんの中で続いていくものだと…
現に、まだ放送が続いている地域もありますし
来週からはヒーローズEXPOもはじまりますし
春になったら映画館で会える機会もありますし…
ここからはネクストステージ!!
いやはや、今回ね、ウルトラマンジードに携わらせて頂くにあたって、ここに思いの丈を綴らせて頂いたんです。
もう、ほんとうに大好きなんだ、ウルトラマン。
舞台や映像でお芝居をさせて頂いていた時。
一度は諦めかけた夢だった。
それをジードが叶えてくれた。
ここに至るまで、出会えた人、もの、事、すべてに感謝したくなる、そんな瞬間。
こうして夢が現実になる度に、思う。
良いことも、そうじゃないことも、引っくるめて、自分の運命として、受け入れられる。
有り難いことだと、愛おしいとさえ感じる。
25話で、再び、リクとベリアルが、降りしきる雨の中、戦っていたとき、その想いを、勝手に重ねてみていたよね。
そう思うと、ベリアルは、ジードのテーマの一つになっている、運命そのものだったのかもしれない。
受け入れて、乗り越えていくものだと。
いやはや、あのシーンはね、まさに菩薩様のようだったよ、本当に。
今回、光と闇というのも、テーマの一つだったのではないかな、と思うのですが、相反するものではあるけれど、どちらか一つでも欠けてしまっては成り立たないというか…
光だけの世界では、光が光ということさえ見失ってしまうけれど、闇があるからこそ、光が光として捉えられる、というか…
上手く言葉にできないけれど…
そんな光と闇の世界で、影を司るペガという役を頂けたのも、より運命を感じるというか…
光あるところには、影がある。
この世に存在するものって、光があたると、影ができますよね。
主人公であるリクの影、ダークゾーンに潜んでいたペガは、相棒として、そうした役割を担っていたのではないかな、と。
リクは、ペガにとっての光であったし、そんな彼の影に隠れては、時として、繋ぎ止めて…
此処にいるのだと…
一人じゃないのだと…
もちろん『ウルトラセブン』50周年という節目であったからこそ、ペガッサ星人のペガが起用されたことも大きいと思うのですが、それもまた運命というか。
当時を繰り返すわけでもなく、ペガッサ星人もまた、ある種、運命を乗り越え、変えられたのではなかろうか…
なんだか、憶測という名の余談が続いてしまいましたが、こんなことをね、届けられたらいいなって、思ってたんですよ、ずっと。
それを一人で演じていたわけではなく、スーツアクターの丸田聡美さんと二人三脚で演じさせて頂いて、そうしてリクたちから受け取ったもので、また一つ、ひとつ、ペガが作られていって…
自分の人生において、かけがえのない経験をさせて頂いたと、心から感謝しております。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
まだまだ伝えたいことあるけれど、それはまた、もう一区切りついてからにしようと思います。
いつしか、ウルトラマンを応援していた立場から、相棒として支える側に…
いつしか、夢や希望を授かる側から、それらを作り出し与える立場に…
今朝もフォロワーさんに言われて思ったけど
なんだか、ほんとう、サンタさんみたい。笑
ということで…
今日という日も、残りわずかですが。
皆様も素敵な夜をお過ごしください。