母に連絡したタイミングが
「これから観に行くよ、この世界の片隅に」
その寸前だったらしい。
そういうタイミングって、ある。
観に行くこと、事前に聞いてなかったから、少しビックリして、だけど、なんだか嬉しくて、ちょっぴり緊張した。
母であり、先輩だからね。
でも、いつもおしゃべりすることが好きな母が、今回、珍しく、多くを語らなかった。
だけど、一言。
「ありがとう」
その一言が、すべてだった。
その一言が、私は、とても嬉しかった。
その一言で、もう、じゅうぶん。
こちらこそ、ありがとう、お母さん。
なんだかんだで、いつも観てくれたり、聞いてくれたり、気にかけてくれているんだね。
気になっちゃうのかな。
心配なのかな。
早く安心させてあげたいんだけど。
それはちょっと難しいみたいだ。
親は、いつまでも親で。
子は、いつまでも子だもんね。
本当は、色んなこと、書きたかったんだけど、ちょっと、言葉にならなくなってきたな。
今日は、このへんで。
ちょっとお風呂にでも浸かってこようかな。
今夜は、だいぶ、冷え込むね。
皆さんも、あったかくね。