こんにちは
今日は、先日受けてきた2回目の妊婦検診のお話です
2回目の妊婦検診・・・
なんと・・・4日がかりでした
1日目: 超音波検査専門医(エコグラフィスト)
2日目: かかりつけの産婦人科医(D先生)
3日目: 血液検査のラボ
→ここでちょっとトラブルがあり、
4日目: 血液検査のラボに出直し
という感じで、
毎日毎日、桜ちゃんのご機嫌をなんとかとりながら、ベビーカー押しての通院は大変でしたーー
もーーーう、げっそり笑
内容的には大したことはしていないので(笑)
日本の妊婦健診なら15分で終わる内容です。
が、分業制のフランス。
餅は餅屋。
エコーは超音波検査専門医。
採血は血液検査の専門ラボに行かねばならないのですー
はっきり言って、
めんどくさいことこの上なし
でも、これがこちらのシステムなのですから、
郷に入れば郷に従うより仕方ありません。
そんなてんやわんやな妊婦健診2回目。
どんな感じだったのか記録したいと思います
1回目の健診はこちらです
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さて。
今回の健診については、前回の時に産婦人科医D先生から説明がありました。
まず、指定の期間(妊娠12週前後)に詳しいエコーの検査を受けるため、超音波検査専門医(エコグラフィストといいます)の予約をとること。
2回目の健診は、ダウン症の検査も兼ねているので、D先生のクリニックの簡易的なエコーではなく、
専門医のところで詳細な超音波検査をする必要があるとのことでした。
(といっても、実際は日本の妊婦検診で毎回やっているような、普通の超音波検査だったので、特に期待するほどでもなかったというのが本音。。)
エコグラフィストは、D先生がオススメのクリニックのリストをくださり、
私は先生のクリニックからもほど近いエコグラフィストにお願いすることにしました
予約の電話はもちろんフランス語。
1回目の健診の後で、指定の期間はまだまだ1ヶ月程先でしたが、早めに予約を取りました!
指定の受信期間を伝え、空いている日にちを確認し、予約(ランデヴー)を取ります。
この時、電話で「受精日」を聞かれました。
日本では全く聞かない単語ですが、
フランスでは、「出産予定日」ではなく、
妊娠が開始した「受精日」を基準に様々な医師が診察をします。
初回の妊婦検診で、赤ちゃんの大きさから、先生が出産予定日を割り出してくださいますが、
それと同じく「受精日」も教えてくださるので、
その日付を伝えれば大丈夫です。
でも、日本語でも聞いたことがない単語だったので、いつも若干戸惑ってしまいます
ちなみに、出産予定日は、フランスの計算方法だと日本式より2週間後になります。
日本は40週が予定日とされるので、その数え方だとフランス式の出産予定日は42週あたりになります。
・・・でも、そんなに遅く生まれる赤ちゃんてかなり珍しいのでは!?
実際に生まれる日よりはきっとかなり後ろに設定されているフランスの「出産予定日」ですが、
どうやら、どんなに遅くてもこの辺りには産みましょうね!という意味合いのようです。。
こんなところにも違いがあるのですよね
まどろっこしいので、私は常に日本の妊婦さん用のアプリを使って、日本式の予定日と週数の数え方だけで考えています
先生方は、受精日を基準とした週数で数えているので、
日本の数え方(最終月経日起算)の週数で答えてしまうと混乱を招くので注意しなければです
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さあ、無事に予約がとれ検査当日。
待合室はこんな感じです
こちらの多くのクリニックでそうですが、
日本のような受付がなく、待合室で待ち、予約時間になったら先生に呼ばれ、
診察からお会計まで先生が一人でされることが多い気がします。
たまーに、秘書さんがいるクリニックもあるかしら?
ただ、完全予約制なので、日本のように長時間待たされることはないです。
これはフランスの病院の良い点かも
(良かった!良いところ見つかった!笑)
ちなみに、こちらのイスの横に貼ってあるポスターは
「妊娠中に禁煙したい方、ご相談ください!」
「あなたはちょっぴりお酒を飲んだだけでも、赤ちゃんにとってはたくさんなのです」
という、妊娠中の喫煙・飲酒への注意喚起の内容
特にタバコは、喫煙率が日本よりもかなり高いフランスならではな気がします。
時間になり、呼びに来てくださったのは女性の先生。
まずは、問診からスタート
聞かれたことは、
●名前のスペル確認、住所・電話番号・誕生日
●通っている産婦人科医の名前
●初めての子供か?何人目か?
●前回の出産は普通分娩(accouchement normal)だったか、帝王切開だったか(accouchement césarien)
ぐらいだった気がします。
あと、身分証明書(滞在許可証)も求められました。
問診の後は、エコーの検査
ですが、やっぱり日本の内診台みたいなものはなく、
でもさすがエコーの専門医。
足を伸ばして背をもたれて、ゆったり座れるエコー用の椅子があり、そちらに座って検査を受けました。
結果も、大きなモニターに映るので、自分も一緒に見られます
12週にして、経腹エコーでびっくりしました
早くないかしら?日本でももうそんな時期でしたっけ(すっかり記憶が抜けています・・)
とにもかくにも、
1ヶ月ぶりに見えた赤ちゃんは、すっかり人間の形になっていて、驚きでした
エコーの写真を載せますので、苦手な方は飛ばしてくださいね。
***
横からの姿
いろいろな角度から映していただいたので、
脳みそが分かれているのも見えたり
指も一本ずつもうはっきり見えました
背骨もしっかりあったり、足もちゃんと膝を曲げているし。。。
先生も「これが腎臓で、これが肺で・・」と細かく説明をしてくださいました。
桜ちゃんの時も思いましたが、
これだけ成長しているのだから、
ツワリの辛さも報われますね
ちなみに、上のエコー写真。
診察後に先生に「写真が欲しかったらメールで送るわよ」と言われ、お願いしたところ、
受診後すぐにリンクが送られてきてダウンロードしたもの
こういうところだけ、なぜか先進的なのですよねぇ笑
エコーの診察自体は、いたって普通。
特に問題もなかったからだと思いますが、大きさを見たり、
あとダウン症の可能性を見極めるため、
首の後ろの浮腫みがないあるかどうかを見ていると仰っていました。
あとは、動くかどうか見るためにか、
結構強めにお腹を何度も揺さぶられました。笑
赤ちゃん、寝ていたのか(?)
それに反応してびく!!っと動いていて、
なんだか申し訳なくなりました
でもその仕草がなんとなく桜ちゃんに似ている気がしたり
エコー検査はだいたい5分くらいかけて、じっくり診てくださいました。
「全部順調!問題なし!トレビアーーン」とのこと。
安心安心
日本で懇切丁寧な妊婦検診を受けていた身としては、
フランスの検診はただ受けているだけだと、アドバイス面などちょっと物足りなく感じるところもあるので、
ちょっとでも疑問に思うことは質問をたくさんするように心がけています。
この日は、「まだだろうなぁ・・」と思いつつ、
「性別はわかりますか?」と聞いたところ、
「まだわからないわよ!小さすぎ!」と検査中に言われたのですが・・・
先生、診察が終わって帰る前にボソッと
「もしかしたら、男の子かもね・・ううん!まだわからないんだけどね!確かじゃないのよ!でも、なんとなくそんな気がしたのよ」
とのこと。
えーーーー
本当だったらびっくり
私的には、今回も女の子の気しかしないので。。。
男の子のママになるとしたら、かなり想定外です。
でも、元気に生まれてくれたら女の子でも、男の子でもどちらでもいいのですよね
(それより大事なのは、よく寝てくれる子かどうか・・・←真剣)
たぶん次回のエコー(7月後半にすでに予約済み)には
性別もはっきりわかると思うので、楽しみです
エコーの先生とは全てフランス語でのやりとりの診察だったので、
私大丈夫かしらーと少し緊張しましたが、
困ることは何もなく、スムーズに終えられたので安心しました
少し自信もついたかな
「フランス語での出産は初めてなので、エコーの頻度など、システムを教えていただけますか?」
とお願いして、期間や料金なども詳しく教えていただき、
「頑張ってね!大丈夫よ!」と言ってくださる優しい先生でした
お会計は99ユーロ。
どこの病院でもそうですが、フランスの社会保険でなく駐在用の海外旅行保険(l'assurance privéeですと言えばOK)なので、
先生に専用の用紙をもらい、
保険会社に後日請求して還付されるはずです
先生から診断書とエコーの写真(産婦人科担当医用と、産院用の2部)を渡され、
後日それぞれの担当医の診察の際に持参します。
エコーや血液検査や、いろいろなところに行かねばなりませんので、
その都度紹介状や、診断書など書類の束がどんどん増えていきますー
本当に紙文化!!!
さあ、検診1日目はこれにて無事終了
でもまだ今回の検診が終わるまでには、あと3日かかるのでした・・・
続きます笑
meg