映画
『僕が愛したすべての君へ』
『君を愛したひとりの僕へ』が
10月7日に2作同日公開



原作は2016年6月に刊行の
乙野四方字による同名小説

並行世界を行き来することができる世界で
1人の少年がそれぞれの世界で
別々の少女と恋に落ちる
ラブストーリーが描かれる

2つの世界が絡み合い
お互いがお互いの世界を支え合うという
設定が話題を呼び
シリーズ累計発行部数は40万部を突破した

映画では異なる監督・スタジオが制作を担当
また両作の主人公・暦役として宮沢氷魚が出演
『僕が愛したすべての君へ』の
ヒロイン・和音役を橋本愛
『君を愛したひとりの僕へ』の
ヒロイン・栞役を蒔田彩珠が演じている


1つの映画として楽しむことも

十二分に可能であるものの

2本観ることで

その全貌が把握できるようになっている


観る順序によって

作品への理解の仕方と捉え方が変化するのも

本作のミソであろう


もちろん観る順序によって

得られる情報の順序は変化する


暦の父が研究者とだけあって

序盤から並行世界にまつわる

SFギミックが炸裂する「君愛」を

最初に観るとSF青春劇としての

側面が強くなる


「僕愛」から最初に観た場合

和音とのラブストーリーの印象が強く

恋愛ドラマとしての側面が

強くなるかもしれない



「僕愛」から読み始めればビターな

「君愛」から読み始めれば甘くてハッピーな

雰囲気で物語を締めくくることができる