① きっかけとイスタンブール滞在1日目と2日目

2024年5月から6月にかけてトルコ関連イベントが多くあり(まだ続いていますが)今やっと振り返ることが出来ました。

今回のトルコ旅行について記録しておこうと思います。

参加したのはこちらです。

Hidrellez フドゥレレズ ツアー2024
Hidrellez Festival in Turkey, 2-7 May 2024 - Unison Turkey

 

 



トルコの旅行会社が企画したツアーです。


”フドゥレレズ – トルコで最も有名で最大のロマのダンスと音楽の祭典!”


トルコロマとは?・・・
トルコロマとは、トルコに住むロマ民族のことで、彼らは独自の文化、言語、伝統を持っています。
ロマ音楽やダンスはトルコの文化的多様性の一部として非常に重要で、結婚式や祭りなどのイベントでよく見られます。
トルコロマの多くは伝統的な手工芸や商業活動に従事していますが、近年では様々な職業に進出しています。
彼らは、特に音楽と踊りを通じてトルコの芸術と文化に大きな影響を与えており、その明るく活気に満ちたライフスタイルは多くの人々に愛されています。(一般的な考え方ですが多様な解釈があると思います)


なぜ興味を持ったか。
なぜわざわざトルコまで行くことになったか。


息子を出産した時から遡ると、現在16歳(高校2年)の息子が生まれたとき、ベビーカーに乗せた息子と近所を散歩していた時にバレエスタジオの貼り紙をふと見ると、ベリーダンス(子連れOK)と書いてありました。
ベリーダンスは知らないけど子連れOKならいいかも。
と思い早速体験レッスンをお願いしました。

そこからベリーダンスにのめり込む生活が始まりました。

2011年に鎌倉に引っ越すことになりジンオリエンタルダンススタジオにてJINさんとTAKECHIさんにお世話になりました。
JINさんはターキッシュベリーダンサーなので必然的にトルコ9拍子や民族舞踊のステップを学びました。
だからロマダンスに欠かせない9拍子は初期から耳に入ってきていました。

2015年からパーカッション奏者の伊藤アツ志さんに習い始めました。
当初はジルを教えて頂いていたので、ダラブッカを習い始めたのは2018年位からだと思います。



アツ志さんはトルコロマが好きなのです。



トルコロマを奏でるバンド、スルタンキングスを率いておりダウル(大太鼓)がかっこいい!
いつかスルタンキングスの音楽で踊ってみたい!
そういう欲求がふつふつと沸き上がっておりました。
かれこれ9年前くらいのことですね。

しかし・・・

トルコロマの9拍子が体に入って来ない。

独特なリズムなのでなんだかうまく踊れない・・・

そこでトルコをもっと知ればヒントがあると思い、2018年からトルコ民族舞踊をIKUYOさん率いるプロ集団、Lotusに参加させて頂こうと思いました。
日本においてトルコ民族舞踊の第一人者のIKUYOさんです。



正解でした。



トルコの各地方の民族舞踊を習うことによってトルコを知ることが出来て、トルコ人が好きなカルシラマ(9拍子)を学ぶ機会が多くて、よりトルコ人の気持ちを理解することができたと思います。

ちなみに、カルシラマもトルコロマも9拍子ですがリズム的に言うと全く違います。

アツ志さんからリズムを習ってようやく分かりました。
カルシラマを使った曲とトルコロマの曲をよーく聞いて、特にリズムに注目して聞くと違いが分かります。



話はかなり遠回りになっていますが、何故今回私がトルコに行くことになったか?

それはIKUYOさんが2024年2月にトルコ人ベリーダンサーのOzgenを招いて大きなショーをすることになり、お手伝いをさせて頂いたことが理由です。
Ozgenはロンドン在中なので英語も堪能です。
ある日IKUYOさん、Ozgenと私でトルコレストランで食事をしました。
Ozgenからフドゥレレズツアーに行ってみないか?
と誘われ、迷っていた気持ちが吹っ切れました!!
トルコ行きのきっかけはOzgenでした。

Ozgenはとても温かい方で前向きで素晴らしいお人柄なのです。
いつもファンに囲まれるのが分かります。
ツアーはきっとロンドンの生徒さんも参加するし、トルコ語出来なくても大丈夫かも。というのも大きな理由です。

トルコに行くのにトルコ語出来ないのに一人で日本から参加するのは無謀と思っていたので。

日本語一切しゃべらないかもという覚悟で日本から一人で参加しました。
でもラッキーな事に現地に行ったら九州からマルチリンガルのアイリが参加と分かり、心強かったです。

あっという間に5/1出発の日が来ました。

トルコ航空直行便で13時間、機内で聞く音楽の選択に、トルコ民謡があって、サズ(琵琶に似た弦楽器)やネイ(笛)を使った曲が聞けて嬉しくなりました。
アザーン(イスラム教徒の方へ礼拝への呼びかけ)ばかり流すチャンネルがあって、その歌を聞くのが心地良かったです。

到着後はお迎えの方に会うのにあちこち探すことになりましたが無事会えて、1時間位車に乗ってイスタンブールのヨーロッパ側・新市街ガラタ塔の近くのホテルPalazzo Donizetti Hotelへ。
その日はストライキか何かで町中の道が閉鎖されていて、なんとホテルにたどり着けず。
困ったドライバーは歩いて10分位のところに車を停めました。
歩いてホテルに行くことに。

その時に他の車で同じような境遇で歩くことになったと思われる、ヨーロッパ系の方とお友達になり一緒に歩きました。
なんと同じホテルにたどり着き、そして次の日ツアー客集合という時に、クレアがいてびっくり!

ホテルはクラシカルな感じで美しく気に入りました。

 

 

 

 

5/2、早朝からホテル最上階の朝ごはん会場へ行きました。
眺めがよく最高でした。
 

 

 

トルコは美味しい!

 

 


イスタンブールに来たという実感が湧きました。
今日は夜にどこからくるか分からないツアーの方々と食事会だけどそれまでは自由行動です。
とりあえずガラタ塔辺りを歩きにいきました。

いきなり!!目についたのがEmin。
あの有名なEmin?(パーカッションの有名なブランド)

 

 

 


中を除くとエレガントな男性がいました。
レク(タンバリン)が欲しかったので、中に入り話をしているうちに、その男性がEminと分かり大興奮!!

お茶を飲むか?と聞かれたので遠慮もせず、はいと答え、トルコのあの小さいグラスに入ったお茶(日本の紅茶みたい)を頂きました。

美しいレクを色々試しに叩いてくれました。
最後に値段を聞いて、7万円!!と分かり・・・・
初心者でその値段はちょっと無理と思い諦めました。

少しでも叩けるようになったら買おう。次回の課題です。
 

 

Eminさん💕

 

 


そのあとガラタ橋で釣りのおっちゃん達が何を釣っているのか眺めながら、新市街から旧市街へ歩きました。
とりあえずどこか有名な観光地に行こうと思い、憧れていたブルーモスク(スルタンアフメット・ジャーミィ)を目指しました。



はて?モスクが沢山あるけどどれかな?



持ち前の大胆さできれいなお姉さんに聞いてみたらご親切に教えてくれました。


行ってよかった。

 

 

 


途中で屋台のサバサンド(絶品でした)を食べて急いでホテルに帰りました。



夜はこれから一緒にワークショップを受けて、エディルネのフドゥレレズに一緒に行く仲間とディナーです。
ずっとメールでやりとりをしていたツアーガイド、Burcuにも会える!
オズゲンにも会える!

案の定、イギリス、オランダのヨーロッパからが多くて、アメリカからお1人、そしてアジアは私とアイリだけでした。
連れて行ってもらったディナーは生演奏付きで、もう最高でした!

みんなで踊りまくりました。
幸せな夜でした。