こんにちは。
つじです。

なんやかんやで演奏をする様になって、ぼちぼち年数が経過しています。

どっちかというと、手数が多くて、デーハーな曲を演奏する事が多いですが、もちろんバラード的な曲を演奏する事もあります。

むしろ、そういう曲は好きです。
そういうと意外って言われたりもしますが…。

たまたまTwitterのフォロワーの方が、ノッてくるとリズムが…って話をしていました。
バラードの話ではないのですが、私の生徒が以前こんな事を言っていたのを思い出しました。

「バラード演奏の時に、どうも演奏がしっくりこない。」

そこで私は聞きました。

「何を考えて演奏してるの?」

生徒はこう答えました。

「曲の歌詞に合う様に、情景を思い浮かべつつ、気持ちを込めて演奏しています。」

むしろ、こういう演奏を心掛けたいものです。私もそう思って演奏していた時期が確かにありました。
しかし、やはりその時の私も、生徒と同じ事を感じていました。

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私がバラードを演奏している時。
何を考えているか。
ずばり!
何も考えていません。

考えていないというのは、情景を思い浮かべつつ、気持ちを込めて演奏。という部分です。

通常通り、他のパートを聞きつつ、自分の音を発音して、ちゃんと溶け込めているだろうか。
ちゃんと曲は進行しているだろうか。
...etc
っという事はもちろん考えているというか、感じながら演奏しています。


感情を込めれば、その人の特性に依存しますが、大概はモタってきます。
要するにビートが重くなる。
もっと噛み砕いていえば、テンポが遅くなる。

これに、他のパートも反応すればいいのでしょうが、それでもやはり限度はあります。

演奏をする上で重要な事ってなんだろう?
いろいろあるとは思いますし、誰の答えも正解だと思います。

私は、曲が正常に進行する事が、演奏する上で重要な事だと考えています。

いくら凄いフレーズを叩けたとしても、曲の進行を妨げる様では音楽として成立しないと考えています。

つまり、少なくとも私の中での話ですが、感情を込めてテンポを崩壊する位であれば、淡々と演奏して、楽曲進行を円滑にする。
これの方が大事。と言う事です。

何か凄く冷めた話の様に聞こえますが、私は生徒に上記の話をした後、必ずこう付け加えます。

感情を込めて演奏しなくてもいい。
何故なら、常に気持ちを込めて練習していれば、自分の体に刻み込まれているはず。
とってつけた様な感情は、ステージ上では、なんの役にも立たないよ。