こんにちは。モヤ→キラ委員会@都筑 副委員長の寺田です
6月23日(木)に、第2回「マニアックな話を聞く会」を開催しました
今回のお菓子は?
今回はどんなお話を聞いたの?
「誰も興味がない話ほど面白い」という発見
「マニアックな話を聞く会」の最大の特徴は、「絶対に誰も興味がないような話を、みんなで集まって真面目に聞く」というところにあります。
従来からある普通のイベントだったら「○○の話をしますよ」って告知をして、その「○○」に興味がある人を集めて開催するものですよね。それが当たり前。
だけど、「マニアックな話を聞く会」は完全にその逆です。
興味がない人が集まって、興味のない話を聞く。
ある種の奇行のようなイベントですよね
そんなのが面白いなんて、誰が想像できるでしょうか?
でも、それがめちゃくちゃ面白い。その理由を考えてみます。
「マニアックな話を聞く会」には、全然知らなかった世界のことを新たに知ることができるという純粋な楽しさもあるのですが、それよりも重要なのは、
話し手の方が、
「普段は絶対に周りの人に話していない、とんでもないマニアックな知識を、ここだけで特別に披露してくれる」
というシチュエーションの面白さが味わえることです。
職場とかママ友とかご近所とか、いわゆる普通の人間関係の中では、
「こんなこと話してもみんなは面白くないよね」
「こんなに詳しかったらみんな引くよね」
って思って、みんな、あまり自分だけが知ってるような話はしないようにしているものです。
「マニアックな話を聞く会」は、
「どんな話でも、みんな興味を持って聞くよ」
「絶対に誰も引かないで最後まで聞くよ」
と、みんなで約束した上で「どうぞ安心して話してください!」と、お願いして話してもらう形式をとっています。
その「安心してください」っていうのを、専門用語で「心理的安全性」と呼ぶのだそうです。
心理的安全性が確保された場をみんなで作って、貴重な話を語ってもらう。
これって、実はかなり高度なことかもしれません。
興味がある人だけ集めて、みんなが聞きたい話をするのは、ある意味では簡単なことですが、そうではなく、誰も興味がない話をして盛り上がるには、話し手・聞き手、その場を作るみんなの協力が必要です。
その「みんなで作り上げている感」が参加者みんなの満足感に繋がっているのではないかと思います。
「マニアックな話を聞く会」に遊びに来ませんか?
こうして改めて「マニアックな話を聞く会」の意義について考えてみると、外部からのお客様をお誘いする際のお声がけの仕方も、少し変えていかなきゃいけないかな、という気がしてきました。
今回、委員会メンバーのひとりが、お知り合いを「マニアックな話を聞く会」にお誘いしてくれたんですが、その際「今度はアメ車の話と競馬の話をするよ」とお伝えしたら、
「その話は興味がないから、また今度ね」
って断られちゃったそうです
普通に考えると、「そりゃそーだ」なんですよね。
せっかく時間とお金をつかって参加するなら、自分にとって興味のある有益な話を聞きたいと思うもの。
でも、興味がある話題が出てくるのを待ってたら「マニアックな話を聞く会」に参加するチャンスはなかなか訪れないでしょう。
だって、マニアックなんだもん
「マニアックな話を聞く会」は、話の内容そのものよりも「どんな話題でもみんなで楽しく話して、聞ける」という安心安全な居場所のカタチを味わってもらうためのイベントだと思います。
モヤ→キラ委員会は、「みんな違ってみんないい、安心安全な居場所」を作ることを目標に、長年活動してきました。
紆余曲折あって、メンバーもずいぶん入れ替わり、これを書いているわたし自身も、まだモヤ→キラ委員会に入って1年ちょっとの新入りです。
ですが、モヤ→キラ委員会の中で、「安心安全な居場所」への思いはずっと大事に受け継がれていて、「マニアックな話を聞く会」で、その思いがなんとなくカタチになりつつある手応えを感じてます。
(もちろん、ここがゴールとは思ってませんよ!これからも新しいことにどんどん挑戦していきます)
というわけで、一度「マニアックな話を聞く会」に遊びにきてみませんか?
モヤ→キラ委員会の仲間になりたいなと思ってくださる方、もちろん歓迎ですが、無理な勧誘は絶対に致しません
「自分も安心な居場所を作りたいけど、どうしたらいいだろう」と思っている方に見学していただくのもオススメです。
今後の「マニアックな話を聞く会」の開催に関する情報は下記ページで随時更新しています。
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