「というわけで、お前を氷から解放したというわけだ」
「第一声でそう言われても、何が起きてたのか分からんぞ」
俺の説明になってない一言に、ヲタ勇者はそう言い返してきた。
「そうだな、とりあえず魔王同士による戦いでは決着がつかないことが分かった。だから、とりあえず魔王が勇者を倒せば万事決着ということで話がついたわけだ」
「いや、なぜ勇者である僕が倒される側なんだ?」
「この場で一番どうにかなっても社会に影響を与えないからな」
そんなヲタ勇者の疑問に、今度は俺がそう答え、
「それじゃ、そこそこ本気でいくよー」
「攻撃するのが魔王ですらないぞ!」
プリムの掛け声の直後に、ヲタ勇者がそう叫んでいた。