沢山のライトが私を迎えに来るときの音が
どこかで今日も地面を揺らしている。
道路の隅に蹲った少年は血だらけで、骨は折れているし
打撲だので腫れ上がって不様。
「やられたら、やりかえせよ。したたかに生きれない奴は、
上手い具合に利用されて捨てられるだけだ」
次会ったとき、彼は180゜違う人間になっていて、
「あのときは、助言ありがとうございました」
とか言われて、いや、助言したつもりはなかったんだけど。
一緒に知り合いのクラブに行く。
いつもみたいに退屈そうに酒ばかり飲んでいると
どっかで見た顔が近づいてきて馴れ馴れしく話しかけてくる。
ライフライン?なにそれ。
何でも買ってくれる便利と引き換えに
都合の良いときに遊べる相手となるしょうもなさ。
最初にあんなことをほざいたけれども
人間を疑い、遠ざけ、非難することなんて誰にでもできる。