下から赤血球と白血球たちが排出されてゆく、のに
相変わらず菌たちは私の身体に滞在し続ける。
職場で段ボールを運んでいたら
バランスを崩してあやまって転倒した。
久々に皮膚を破って液体が噴出した。
そこからもまた、赤血球と白血球たちが排出されてゆく。
この前、彼氏が映画館に連れて行ってくれた。
吉高由里子が出てる婚前特急ってやつを
見たいって言ってたからかな。
主人公がなんだか
元カノさんに似ているねっていう話をして笑っていたけど
やっぱり思い出すんだなと思うと笑えなかった。
分かりやすいんだよ君って。
急に饒舌になったりする。もっと上手くやってほしいものだよね。
生きている意味、毎日の片隅で感じる孤独を
君は敏感に悟り、そして呟く。
きっと分かりやすすぎるぐらいに誰かに表現してもらいたいんだと思う。
愛情を。私の周りには
それらを求めて焦ってひん曲がった人間が大勢いる。
見ていて思う。きっと、話しても無駄なんだろうな、と。