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場面緘黙症のむすめ(4年生)は、特別支援学級に転籍してようやく居場所を見つけ本来の自分を取りもどしつつあります。話せる場所と人が増えてきました。

定型発達のむすこ(2年生)はまさに去年のむすめ状態で不登校真っ只中です。少しずつ外の世界に目が向き始めました。

わたし『腐らない』をスローガンに日々奮闘しております。




三学期になり、むすこは少しずつ前に進み始めました。




最近は以前の明るさを取り戻し活動的になったと思います。昨年の夏頃は表情も暗く家から一歩も出ない日が続いたので、それを思うと本当に元気になりました。





でも、まだ乗り越える壁があります。





彼は一年生の時の担任にかけられた呪いから解放されていません。





担任の先生が怖い。分かってくれない。
教室に入ると怒られる。
間違えたら怒られる。
先生を怒らせたら、クラス全員からも怒られる。
誰も助けてくれない。
何も聞いてはいけない。





去年むすこに植え付けられたこんな感情は今もなお彼の心の奥に棲みついています。
教室を前にすると、ピタリと足が止まり表情も変わります。





二年生のクラス担任もクラスメイトも配慮してもらったにも関わらず、教室入って落ち着いて授業を受けることは難しいんです。





一年生の頃の担任に対しては、わたしも今だに負の感情しかありません。
むすこに対して無理解だった担任に、むすこを預けたことを後悔しています。
何よりむすめの不登校と同時進行だったので、むすこのフォローまで手が回せなかった自分のことも恨んでいます。





どうやったら、あと一歩前に進めるんだろう。




『一年生の時の担任が怖い』




わたしはもう一度一年生の時の担任と対峙してみようかと思っています。
むすこにかかった呪いを解いてあげたいんです。





周りには無駄だと言われました。
あんな頑固一徹みたいなオバサンを変えるのは無理。あの人は自分が正しい事をしたと思っている。だから絶対に謝らない。悪いのは、学校に染まることができなかったむすこだと思っている。と。





確かに、一年生の時の担任に謝ってもらった事は一度もありません。いつも自信満々にわたしとむすこの事を上から目線で話していました。
あの頃はわたし自身も現実に何が起きているのか、混乱の渦中だったので冷静に判断はできていなかったと思います。





でも振り返ると…はっきり言ってあのオバサン(一年生の時の担任)がしてきたことは、ただのイジメだったんだと分かります。凝り固まった自分なりの善意で、むすこをクラスから排除してきたんだなと。





どうしても許せないんです。
なぜもっと寄り添ってくれなかったのか。
なぜもっと理解しようと努力してくれなかったのか。





むすこにどうして欲しい?聞くと、



『謝ってもらいたい。』
と、言いました。





謝ってもらって前に進めるかはわからない。
そもそも謝るかも分からない。
でも、『先生でも言い過ぎることもある。間違えることもある。そしたら、謝ってくれるんだ。』と、いう経験がむすこにかけられた呪いを解くきっかけになるのではないかと思うんです。






明日、学校側と話し合ってきますグー