今年の6月からむすめと母子登校を始めた。




はじめは学校に連れて行くだけでひと苦労だった。

4時間目にも間に合わないくらい。

からだが動かないむすめ。

わたしもなんとか必死にむすめを勇気づける。

そんな繰り返し。





学校の先生たちは

お母さん、ご苦労様ー!!

と、言ってくれる。




その言葉だけで十分なのかもしれないけど…、

母子登校って決して楽ではない。





本当に家から連れ出すということがとてもとても大変だった。

ただでさえ大変なのに、それが学校となれば格別に大変。

何度も説得して、辛抱強く待って、寄り添って、何度も話し合って、わたしの仕事も調整を繰り返して、やっと母子登校まで辿り着いた。





不登校だから、学校の授業だって受けていない。

いつ学校に戻っても、遅れているということで劣等感を感じないように…家でコツコツ勉強を教えた。





成長期の子どもが家にこもっているのも身体に良くない。

1日1回は陽の光を浴びて外の空気を吸わせて少しでも身体を動かして気分転換できるようにした。休みの日は楽しめる場所に連れて行き少しでも不登校の罪悪感を感じなくて済むように心がけている。





社交性やコミュニティを守るために。

今までむすめが築き上げてきた友人関係が壊れないように、母子登校で学校に行った時はむすめの友だちにわたしから積極的に声をかけてコミュニケーションをとっている。





これは本来全て学校でできること。

でも今むすめにはそれができない。

だから学校でできない事をわたしは全てリカバリーしてやっている。





それなのに

連れて来てくれてご苦労様。

ですって?






おい、マジで言い方気をつけろよ。

あなたたちができない事を、こっちは身を削って家庭でやってるんだよ。

今だに、先生様気取りで上から目線で物言うなよ。





むすめの担任の先生は気を遣ってわたしにも給食を出してくれた。

それが心に染み渡るくらい有難くて美味しかった。涙が出そうなくらい美味しかった。





でも、その事を教頭に知られると注意を受けた。給食毎日3割も廃棄処分してるのにね。わたしは給食泥棒とでも思われたのだろうか。



それ以来、教頭は給食の時間になると相談室に来るようになった。





そういう態度が保護者からの信頼を損なうって気がつかないのだろうか。

どうして、許容してくれないのだろうか。

頑張ってるお母さんは当たり前なんだろうか。



そりゃこんな、監視されたような空間にいたら敏感な子たちは苦しくて仕方ないだろうよ。

よく分かったよ、そういう頭の固い先生たちが可愛い子どもたちを追い詰めてる一因でもあるって。





ルールルール、決まり決まり、時間守れ時間守れ!!

そんなこと、わかってるわ!!!

それぞれにしんどい思いしながら、みんなどうにか乗り越えようとしてるんだよ!!!




なんでもこなして来た優等生には分からないよ!挫折したことない人には分からないよ!

人の気持ちが分からない人が教育者になんてなるなよ!

偉そうな言い方ばっかりするなよ!

定型文が万人に当てはまるとおもうなよ!

そんなんじゃ、子どもも保護者も潰れるわ!





もちろんむすめの担任の先生みたいに自分の子どもも不登校で悩みながら教育者として進んでこられた先生もいます。

だから、わたしはむすめの担任の先生のことはとても信頼している。

きっとわたしの心の核の部分を分かってくれているから。


 



でもそうでない先生たちは結局、知ってるといっても研修や勉強会で得た知識をそれらしく保護者や子どもたちに言ってるだけ。

そんなの見え見えで分かる。





結局分からないんだったら、上から偉そうに言わないでよ。

知らないんだから、知ったかぶりしないでよ。





固い頭取っ払って、素直にわたしやむすめに今どんな気持ちでどんな状況でどうしてほしいか聞いてよ!!!!!





本に書いてあるようなアドバイスなんていらない!!!




わたしたち当事者の声をもっと聞いてよ!!!!!