8380☆交流重賞レース回顧〜スパーキングレディーカップ〜 | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.7

8380☆交流重賞レース回顧〜スパーキングレディーカップ〜

晴れ・稍重馬場で行われた、第28回「スパーキングレディーカップ」(JpnⅢ・ホクトベガメモリアル)は、1番人気のアーテルアストレアが優勝。交流重賞3勝目を挙げた。2着6番人気キャリックアリード、3着4番人気ヴィブラフォン。



[ハロンタイム]
12.4―11.2―12.1―13.8―12.3―13.3―13.4―13.0(1:41.5稍重)

内枠に前に行きたい地方勢が揃ってハイペースが予想されたが、それほどのハナ争いはなく、逃げたのはボヌールバローズ。2番手にフーリッシュホビーがつけてヴィブラフォンが3番手外。アーテルアストレアはハイペースを見越したのか後方2番手からの追走。キャリックアリードも後方からとなった。


レースを二分割した前半4ハロンが49秒5、後半4ハロンが52秒0の前傾ラップになり、アーテルアストレアとキャリックアリードには、またとない展開。そんな流れで前受けして3着に粘ったヴィブラフォンは負けて強しではあったが、大外枠から出していって終始外を回る競馬でラストが甘くなった。控えても味がない馬なので、もう少し内枠だったら結果は違っていたかも知れない。


アーテルアストレアは3角手前からマクリ開始。溜めていた末脚を爆発させて、大外を回しながらも他馬とは違う加速を見せ、直線でも脚色が衰えずに上がり最速の脚で差し切った。前走のエンプレス杯では、前半に折り合いを欠く場面があったが、マイルに距離短縮してそれも解消。57kgを背負っての勝利でマイルでも強いところを見せた。


キャリックアリードは出負け気味のスタートだったが、うまくリカバリーしつつ、インポジションを取った。勝負どころでも内を上手く捌いて直線で前を追って上がり2位の末脚を繰り出すもクビ差の惜敗。負けたとはいえ、マイルがベストだと改めて証明した。乗り替わりがどうかと思ったが、さすがの赤岡騎手の騎乗だった。


スピーディキックは4着。中団の中ポジションで位置取りは悪くなかったが、3角で揉まれてポジションを下げてしまった。直線は内から脚を伸ばしたが、スムーズな競馬だったらという印象を残した。


予想は3連複を的中して回収率127.1%。2、3番人気が飛んでくれたおかげのプラス回収だったが、4角ではヴィブラフォンの頭まで想像できただけに、少し残念な結果となった。