8366☆ダート交流GⅠレース回顧〜さきたま杯〜
晴れ・重馬場で行われた、第28回「さきたま杯」(JpnⅠ)は、断然の1番人気のレモンポップが優勝。ダートGⅠ・4勝目を挙げた。2着3番人気イグナイター、3着2番人気シャマルで堅い決着。
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240620/08/meechee-mira555/93/2a/j/o1080072015453680894.jpg?caw=800)
[ハロンタイム]
11.9-11.4-11.5-12.3-12.0-13.0-14.6(1:26.7重)
浦和は言わずもがなの逃げ・先行有利なコース。2018年に、JBC開催に向けてコースと馬場改良工事が行われて時計も速くなり、前が止まらない傾向が強くなったが、今年も先行勢で決着した。
レース前から前に行きたい馬が揃い、速いペースが予想されたが、前半3ハロンが34秒8、上がり3ハロンが39秒6で明らかなハイペース戦。ラスト1ハロンは14秒6もかかったが、それでも馬券圏内に入ったのは、先行勢だった。
勝ったレモンポップもスタートから押して前を取りに行った。とにかく前へという明確な思惑を感じたが、2角までに2番手の外というポジションを取った時点で勝負は決していたか。シャマルを外から蓋をすることができたのも良かったし、抜けた強い馬がこの競馬をされたら他馬は苦しい。3角で先頭に立つと後ろでもがく他馬を尻目に2馬身差の完勝だった。
GⅠ初挑戦のフェブラリーステークスを勝ち、南部杯は大差での圧勝。チャンピオンズカップでは距離不安説を一掃しての逃げ切り勝ちと、コースや条件を問わない走りは、まさに「無敵」。これで国内GⅠを4戦4勝とした。
勝ち時計は過去10年で最遅タイ。ペースとラストが消耗戦になったことを考えれば、ある意味当然ではあったが、パワーが必要な流れになり、掲示板の1〜4着までを500kg超えの大型馬が占めたのも(5着も491kg)、当然の結果だったと感じた。