8365☆浦和・さきたま杯 | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.7

8365☆浦和・さきたま杯

本日は、浦和で第28回「さきたま杯」(JpnⅠ・ダ1400)が行われる。

 さきたま杯は、今年からJpnⅡ→JpnⅠに昇格。浦和競馬としては、初めてのJpnⅠレースであり(持ち回りのJBC競走を除く)、浦和競馬の悲願だった交流GⅠ競走が常設されることになった。施行時期も5月下旬〜6月上旬だったのが6月下旬に移行。4歳以上だった出走条件も3歳以上に戻り、上半期ダート短距離馬の頂点を決める一戦となった。


前日1番人気は、レモンポップで単勝オッズ1.6倍。2番人気がシャマルで5.6倍、3番人気がイグナイターで5.7倍、4番人気がサンライズホークで7.8倍。ここまでが単勝一桁台人気となっている。

 レモンポップは海外帰り初戦。4か月ぶりのレースになるが、昨年の盛岡の南部杯が同じく海外帰り初戦で勝利。この時は5か月半ぶりの実戦だったが、先手を取って逃げて2着イグナイターに2秒差をつける大差勝ちだった。海外帰りというマイナス材料は問題なく、13日には美浦ウッドの併せ馬で自己ベストを更新。16日にも坂路単走で調整しており態勢は万全に見える。サウジカップ大敗のダメージもないと判断可能だ。

 問題は、陣営も「適性があるとは思っていない」と発言している浦和1400への対応だ。今までに経験したことがない小回りコースであり、他馬が小回り経験豊富なだけに、こればかりは走ってみなければわからないが、前に行ける脚質は有利だ。火曜日は強い雨で6Rから開催中止。きょうは晴れの予報だが回復しても重まで戻るかどうか。稍重までしか経験がないレモンポップには、コースよりも馬場の方がカギになるかも知れない。


シャマルは昨年のさきたま杯で競走中止。次走のプロキオンステークスでも競走除外になるなど馬券圏外が続き復活は難しそうだったが、前々走の黒船賞で勝利。その勢いで前走のかしわ記念を制した。成績的には完全復活とみることができるが、元々前脚の出が硬い馬で、プロキオンSの競走除外は右前肢の跛行。さきたま杯の競走中止は右後肢の跛行だったが、前脚の硬さが後脚に影響を与えたのが想像できる。普通の馬ならば重賞3連勝に期待するところだが、あの前脚の硬さをパドックで見てしまうと頭からは買えなくなってしまう。急に歩様が良くなることは考えづらいが、2連勝も歩様が硬いながらも勝ったのは事実。道悪は鬼なので、ここでも軽視はできない。


連覇を狙うイグナイターは、初めての海外レース帰り初戦を迎える。昨年は、JBCスプリントで悲願の交流GⅠ勝利。フェブラリーステークスはテン乗りの影響もあって敗れたが、全12勝中7勝を誇る小回り1400に戻れば前進可能。道悪馬場も重で3勝を挙げており問題ない。


サンライズホークは[7.0.0.5]の戦績が示す通りピンかパーの馬。騸馬としてデビューしてブリンカー装着というのが気性面の難しさを表しているが、そのブリンカーを装着してから重賞3連勝を決めた。鞍上のミルコからの進言での装着だったが効果てきめんだったようだ。前走の黒船賞はブービーの11着で気性の難しさが出てしまったが、抑える競馬が合わなかった。今回は間違いなく前に行くだろう。隣のレモンポップの出方をうかがいながらレースができるのもプラス。未勝利勝ちから4連勝でオープン入りした力は侮れない。


◎サンライズホーク

○レモンポップ

▲シャマル

☆イグナイター

△タガノビューティー

△バスラットレオン


サンライズホークで穴狙い。

単勝◎

馬複◎―○▲☆

3連単フォーメーション

◎→○▲☆→○▲☆△△