8358☆川崎・関東オークス | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.6

8358☆川崎・関東オークス

本日は、南関東牝馬三冠の最終戦、第60回「関東オークス」(JpnⅡ・ダ2100)が行われる。

 今年から、南関東の三冠レースは交流重賞になり、中央馬や他地区の地方馬に門戸が開放された。いわゆる「全日本的なダート競走の体系整備」によるものだが、関東オークスは既に2000年から交流重賞になっており、00年以降で優勝した南関東馬は3頭だけ。昨年まで11年連続で中央馬が優勝しており、南関東所属馬には中央勢が高い壁になっている。今年の中央勢は4頭。この4頭から勝ち馬が出るのだろうか。


4頭はすべて2勝馬。1勝クラスを勝ち上がった直後の馬がメイショウヨシノとアンデスビエントで、前走でオークストライアルを使った馬がイゾラフェリーチェとクリスマスパレード。臨戦過程としては、どの馬も特に強調できるものはなく、メイショウヨシノは1400までしか距離経験がなく、クリスマスパレードは初ダート。それぞれにマイナス材料があり、ダート1800で勝ち星があるイゾラフェリーチェとアンデスビエントは優位だが、イゾラフェリーチェは芝1800のデイジー賞を勝ったことにより、オークス路線に挑戦してトライアル敗退。再びダートに矛先を向けた陣営の方針が迷走している感がある。

 アンデスビエントは、1勝クラスを勝ち上がっての参戦だが、小倉のダート1700でデビュー。ダート中距離路線を歩むという陣営の明確な考えがあった。その後もダート1800を4回走って[2.1.0.1]の成績。着外の1戦は、ノドの手術明けで様子見の部分もあり11番人気と低評価だった1勝クラスだったが、先行ポジションから4着に踏ん張って勝ち馬とは0秒6差とそれほど負けなかった。前走も翌日の2勝クラスと同タイムでの勝利でダート適性は高い。2勝が共に逃げ切り勝ちでモマレた時にどうかも、スムーズに先手が取れそうなメンバーだ。

 母アンデスクイーンは、交流重賞で3勝を挙げ、引退レースとなった今回と同舞台のエンプレス杯を勝利。この舞台向きの血統であり、鞍上の田口騎手の重賞初勝利にも期待がかかる。


地方勢では、東京プリンセス賞2着の2歳女王ローリエフレイバー。

 今年初戦は交流重賞に昇格した雲取賞に挑戦したが11着に敗れた。敗因は自分の競馬ができなかったことに尽きるが、今までと違う速いペースで内枠で砂を被ったのも悪かった。前走の東京プリンセス賞は最内枠で砂を被りたくないため逃げの一手に出たが、しっかりと走れて直線でも盛り返しての2着。今回は乗り替わりになるが笹川騎手で鞍上強化。今年の中央馬相手なら、12年ぶりの南関馬の勝利の可能性もある。


◎アンデスビエント

○ローリエフレイバー

▲クリスマスパレード

☆イゾラフェリーチェ

△メイショウヨシノ


ワイド◎―○

3連複◎○軸2頭ながし

3連単フォーメーション

◎○→◎○→▲☆△