8355☆エプソムカップ&函館スプリントステークス | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.7

8355☆エプソムカップ&函館スプリントステークス

きのうの函館日刊スポーツ杯は、10番人気→2番人気→8番人気で波乱決着も、3連複3万4,020円を的中することができた。1〜5着までが牝馬で「夏は牝馬」の格言を早くも実行した形だったが、これから更に暑くなれば、斤量が軽い牝馬に優位性が生じるのは必然だ。


本日は、エプソムカップ(GⅢ)と函館スプリントステークス(GⅢ)の2重賞が行われる。エプソムカップは、上半期の東京開催最後の平地重賞レースで秋への飛躍を期する馬たちの戦いであり、函館スプリントステークスはサマースプリントシリーズ第1戦。どちらも意味のある一戦になる。


【エプソムカップ】

エプソムカップの勝ち馬をあぶり出す手段の1つとして、東京コースでの人気がある。コース実績ではなく、コース人気というのがミソで、2018年以降の勝ち馬は、近3走内で東京コースに出走して3番人気以内に支持されていた。


18年 サトノアーサー→前走・メイS2番人気

19年 レイエンダ→前走・メイS1番人気

20年 ダイワキャグニー→3走前・白富士S1番人気

21年 ザダル→前走・毎日王冠3番人気

22年 ノースブリッジ→前走・アメジストS3番人気

23年 ジャスティンカフェ→前々走・東京新聞杯1番人気


該当馬は6年連続勝利。これは、かなりの高確率であり、6頭の当日の人気は2番人気、5番人気、9番人気、3番人気、4番人気、1番人気。単勝平均配当は893円(890円)で、20年ダイワキャグニーの単勝2210円が底上げしている部分はあるが、配当的にも妙味がある。

 今年は、残念ながら該当馬なし。7年連続は途切れてしまうが、近5走内までハードルを下げてみると、ルージュリナージュ(23年ユートピアS・3番人気1着)、レーベンスティール(23年3歳1勝クラス・1番人気1着)、マイネルケレリウス(23年3歳上2勝クラス・1番人気1着)、シルトホルン(24年白富士S・3番人気8着)、ラケマーダ(23年3歳上2勝クラス・1番人気1着)の5頭が該当する。この中でレースの格が上なのは、シルトホルンの白富士S(リステッド)になる。

 シルトホルンは、同じリステッドの23年オクトーバーSでも2番人気で2着になっており、東京コースとの相性もいい。前走のメイSは、ゴール前まで逃げ粘って0秒1差3着。今回も逃げる可能性があり、過去10年で逃げ馬の成績は[1.1.3.5]。複勝率50%で2回に1回は馬券になっている。前走で出遅れて自分の競馬ができなかったセルバーグが逃げる展開になっても番手からの競馬はできる。前日人気は8番人気(単勝オッズ17.9倍)。過去の6頭と比べても“おいしい”馬ではないか?


◎シルトホルン

○ルージュリナージュ

▲トゥデイイズザデイ

☆レーベンスティール

△マイネルケレリウス

△ヴェルトライゼンデ

△サイルーン


単勝◎

馬連・ワイド◎―○▲☆

3連複◎軸1頭ながし。



【函館スプリントステークス】

過去10年で3歳馬が3勝、2着2回3着2回。勝った3頭はすべて牝馬で斤量50kgでの勝利。斤量の恩恵を受けての結果だったが、今年は20年以来4年ぶりに3歳馬不在のレースになる。20年は、関西馬が掲示板を独占。強い関西馬が普通に結果を出した年だった。その掲示板内の5頭のうち4頭は前2走内で勝利、又は重賞3着内の成績だった。好調子を維持しての好走だったことがわかる。

 今年もそれに倣って、前2走内で好走実績がある関西馬狙い。該当馬は、内枠からジャスティンスカイ、ビッグシーザー、ゾンニッヒの3頭になる。


◎ジャスティンスカイ

 2、3歳時は日本ダービーを目指して青葉賞でも3番人気に支持されたが結果を出せず、マイルに距離短縮して3連勝。その後は足踏み状態が続いたが、更に距離を縮めた前走の芝1200を快勝した。気性的に短い距離が向いたのだろう。勝ち時計も1分6秒台で今回の出走メンバー1位のタイムを初挑戦の距離で出したのだから優秀だ。レース内容も大外枠から1200の流れに乗って差し切った。洋芝も[1.1.0.1]で馬券圏外の1戦も4着で適性が高く、前走から1kg減の57kgで更なる前進が期待できる。

 

◎ジャスティンスカイ

○サトノレーヴ

▲アサカラキング

☆ビッグシーザー

△キミワクイーン

△シュバルツカイザー

△カルネアサーダ


単勝◎

馬連◎―○▲☆

3連複フォーメーション

◎―○▲☆―○▲☆△△△