8350☆若き星たちよ | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.7

8350☆若き星たちよ

先週から、中央競馬でも今年の新馬戦が始まった。来年の日本ダービーに向けてのスタートが切られた。


先週行われたのは5鞍。中でも注目は、2日(日)の東京6R・芝1400を勝ったスターウェーブ(牡、父キングマン、美浦・武井厩舎)。

 好スタートから5番手外めを追走。スローペースでも折り合いがついて、直線は内に進路を取って馬の間を割って抜け出して1馬身1/4差の快勝。2歳馬とは思えない大人びた走りを見せ、昨年のセレクトセールで3億円で落札された期待馬らしい勝利を収めた。

 レース後に、管理する武井調教師が「距離だけが不安だった」とコメントしたように、小気味良いフットワークだがストライドは広め。距離が延びても大丈夫そうで、マイル向きの馬体だが1800までなら問題なく走れそうだ。


1日(土)の京都5R・芝1600は、前評判が高かった2頭、ダノンフェアレディ(牝、父キズナ、栗東・橋口厩舎)とショウナンザナドゥ(牝、父キズナ、栗東・松下厩舎)のマッチレースとなり、ハナを切って逃げたダノンフェアレディが押し切った。

 5ハロン通過60秒ジャストのマイペース逃げから4角手前で追い出して直線で後続を引き離した。ゴール前でショウナンザナドゥに半馬身差まで詰め寄られたが着差以上の勝利だった。最内枠を活かした走りだったが、終始優勢にレースを進めて、世代最初の勝ち名乗りを挙げた。

 勝ち時計1分33秒8も優秀で、牡馬相手のレースを勝ったのはもちろん、走る牝馬のキズナ産駒でもあり、早熟血統ではあるが桜花賞あたりまでは楽しみ。同じキズナ産駒のショウナンザナドゥも次走は確勝級の走りを見せた。2頭は今後も注目だ。


タイトルは、ベイスターズの球団歌「熱き星たちよ」に掛けてみたw。