8343☆ジョッキーカメラ〜東京優駿(日本ダービー)編〜 | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.7

8343☆ジョッキーカメラ〜東京優駿(日本ダービー)編〜

東京優駿(日本ダービー)のレース後、恒例のジョッキーカメラが公開された。




公開されたのは、2着のジャスティンミラノと7着のシュガークンの映像。勝ったダノンデサイルの映像がないのは、単純に人気がなかったから(9番人気)。いつも書いているが、基本的にジョッキーカメラは人気馬に装着している。では、なぜ8番人気のシュガークンの映像なのかという疑問も、武豊騎手だからという一言で片付けられるが、シュガークンはJRA公式アプリの推し馬ランキングでトップ10に入っており、ダービー出走馬でトップ10入りしているのはジャスティンミラノ(3位)とシュガークン(8位)だけ。このあたりも今後のカメラ装着の基準になるのかも知れない。
 2番人気だったレガレイラのルメールにはジョッキーカメラが装着されていなかった。理由は不明だが、メイショウタバルの出走取り消しでスローペースが確定となり、ゲート難に加えて後方脚質のレガレイラには厳しいからカメラ装着は不要とJRAが判断していたとすれば、それはそれで興味深い。

レース映像以外の部分で行数を割いてしまったが(苦笑)、注目部分はスタート時の映像で、シュガークンは一直線にラチに向かって走っている。積極的に位置を取りに行った武豊騎手の思惑が一目瞭然。シュガークンは7着に終わったが、こういった部分も明確に映像化してくれるのもジョッキーカメラの良いところだ。

ジャスティンミラノの直線の映像は切ない。必死に追う戸崎騎手の気持ちとは裏腹に、内から抜けていくダノンデサイル。オークスに続いての2着は、どんな気持ちなのだろう。

それにしても、毎度のことながら武豊騎手のブレのない映像には驚くばかり。体幹力が他の騎手とは違うのだろう。馬にかかる負担も少ないはずで、4500勝達成の理由のひとつがここにある。