8326☆京王杯スプリングカップ | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.5

8326☆京王杯スプリングカップ

GⅠ前のひと稼ぎ。本日は、京王杯スプリングカップ(GⅡ)が行われる。

 1着馬に安田記念への優先出走権が付与されるが、京王杯スプリングC組の安田記念での成績は、過去10年で2着と3着が各1回のみ。昔は、京王杯スプリングC1、2着馬と4歳(現3歳)馬を買っておけば的中に結び付いた時期もあったが、今ではすっかり様変わりした。本番度外視で、ここに照準を絞ってきた馬を見極めるレースになる。


逃げ想定はメイショウチタン。

 前走の谷川岳ステークスは、2番手から抜け出してマイル戦で初めての勝利。勝因は左回りだったのは明白で、左回りの1400は[1.2.2.3]で最も得意な舞台になる。中1週でもここメイチは明らか。外枠だがBコース替わりでの逃げ残りに注意したい。


2番手はリュミエールノワル、バルサムノートあたりが追走しそう。これらのメンバーならば、速いペースにはならないだろう。

 リュミエールノワルは、芝1800の新馬戦でデビューして中距離路線を歩んだが、距離を短縮するごとに走りが安定。1400になって3連勝中だ。母父はディープインパクトだが父はロードカナロア。父方の血が濃く出ていると考えられる。前走から斤量2kg増の57kgになるが、連勝が始まった3走前は58kgで勝っており問題なさそう。川田騎手に鞍上強化してメイチ勝負。好枠からスムーズに先手を取れば重賞初挑戦でも侮れない。


実績上位は、重賞3勝のトウシンマカオとウインマーベル。

 トウシンマカオの前走高松宮記念は、道悪競馬で力を発揮できず度外視可能。右にモタれる癖も右側だけのチークピーシーズ装着でモタれなかった。今回もチーク装着が予想され、距離には一抹の不安はあるが3戦2連対の東京替わりで前進は可能。最内枠は割り引きだ。


ウインマーベルは3勝のうち、芝1400で2勝。トウシンマカオよりは距離に計算が立ち、その2勝が直線急坂コースの阪神で58kgを背負ってのもの。実績最上位といえる。この馬も高松宮記念は道悪で力を出し切れなかった1頭。大外枠はネックだが、昨年2着の舞台ならば反撃可能だ。


昨年の勝ち馬レッドモンレーヴは、昨年から1kg増の58kg。58kg自体は富士ステークスで上がり最速での2着があり、東京コースも得意。苦にはならないだろう。昨年は叩き2戦目で今年は2か月半の休み明けだが、2か月半以上の休み明けは[2.1.0.1]で休み明けの方が走るタイプ。前走は余裕残しの馬体と最内枠で出遅れて馬券圏外だったが、再び間隔を置いた今回は期待値が上がる。


ソーヴァリアントは初距離だが、モレイラを起用してきた。外国人騎手はルメールが騎乗して①①⑫③着。大敗した昨年の鳴尾記念のレース後に「最初が一生懸命すぎる。もう少し短い距離の方がいい」というコメントを残しており、距離短縮した富士Sでは3着になった。本質的にはマイル以下の馬と見ることができ、苦手な左回りで結果を出したのも距離が向いたのだろう。鞍上込みで一発に警戒したい。


◎レッドモンレーヴ

○ウインマーベル

▲ソーヴァリアント

☆リュミエールノワル

△トウシンマカオ

△メイショウチタン


単勝◎

馬連◎ながし

3連複◎軸1頭ながし。