8285☆大阪杯 | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.7

8285☆大阪杯

土曜日のダービー卿チャレンジトロフィー。本命に抜擢したアルナシームは、まさかの最後方ポジションから勝ち馬を上回る上がり2位の脚は使ったものの9着だった。最後方になった時点でレースが終わったが(苦笑)、一体なんのための乗り替わりだったのか、疑問しか残らなかった。詳しくは、時間があれば後日。

今年の大阪杯は、日本ダービー馬を含めたGⅠ馬5頭が出走する。強豪馬たちがドバイに遠征し、昨年の出走馬は1頭だけというメンバー構成だが、それなりにメンバーは集まった印象だ。

ダービー馬タスティエーラは、有馬記念以来のレース。GⅠに昇格した2017年以降の7回で、前走が有馬記念だった馬が2頭馬券圏内になっているが、前々走で有馬記念に出走、年明けに一度使って馬券圏内になった馬も2頭おり、王道路線の1つとなっている。
 有馬からの直行馬は、GⅠ昇格初年度の17年1着キタサンブラックと、19年2着のキセキ。2走前は共にジャパンカップに出走して2頭とも菊花賞馬という共通点があった。タスティエーラの菊花賞はドゥレッツァに3馬身半離された2着。上記2頭に比べると劣るが、ダービーを制覇した後に走れなくなる「燃え尽き症候群」がなかったのは強調できる。
 大阪杯は17年以降、4角5番手以内だった馬が全勝中。菊花賞と有馬記念が8〜9番手だったのは気になるが、新馬戦からダービーまでの5戦はすべて4角5番手以内の競馬ができていた。弥生賞を勝ち皐月賞で2着だった松山騎手への乗り替わりは前に行くという明確な意図も感じる。有馬記念は外枠に加えて直線で進路が塞がりブレーキを踏む大きな不利があった。大幅な馬体増があったのでスムーズなら勝っていたとは言えないが、先団ポジションなら不利も受けていなかったはず。今回は先行するとみているがどうだろう。
 阪神コースは初めてだが、直結コースの中山芝2000の弥生賞勝ちがあり皐月賞2着。問題はなさそうだが割り引きは必要だ。

そのタスティエーラに、ダービーでタイム差なしの4着と激走したのがベラジオオペラ。
 皐月賞の敗戦で9番人気と人気は落ちていたが、勝ち馬を上回る最速上がりでの4着。2位上がりが11着と14着で上がりタイム自体は、それほど評価できないが、内から差してきたのはポイントが高い。古馬初対戦だったチャレンジカップで馬体を20kg増やして古馬と変わらぬ57kgを背負っての勝利は価値が高く、京都記念も上がり最速で2着。確かな成長力も見せており、ダービーから騎乗した横山和騎手との相性がいいのだろう。横山和騎手はダービー卿CTでやらかしてくれたので、ここできっちりと返してもらいたい。
 強豪馬不在の今年の大阪杯は、“弱い”4歳芝路線牡馬に頑張って貰おう。

◎ベラジオオペラ
○タスティエーラ
▲ソールオリエンス
☆ローシャムパーク
△スタニングローズ
△プラダリア

単勝◎
馬連◎ながし
3連単◎1着ながし。