8262☆ダート重賞レース結果〜ダイオライト記念・京成盃グランドマイラーズ〜 | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.7

8262☆ダート重賞レース結果〜ダイオライト記念・京成盃グランドマイラーズ〜

曇り・不良馬場で行われた、第69回「ダイオライト記念」(JpnⅡ)は、1番人気のセラフィックコールが優勝。ダート重賞2勝目を挙げた。2着4番人気テリオスベル、3着2番人気ハギノアレグリアス。



[レースラップ]
12.8―12.0―12.6―12.3―12.2―13.5―13.0―12.8―12.7―12.9―13.7―13.4(2:33.9不良)

バラついたスタートから逃げたのはエルジュクラージュ。ハギノアレグリアスが2番手だったが、最初のコーナーからテリオスベルが上がって行き、1周目ホームストレッチで先頭。この馬らしい逃げとなった。結果的には、不良馬場での前残りで、テリオスベルは自分の競馬に徹して昨年に続き2着になった。

勝ったセラフィックコールは、まずまずのスタートから5番手のイン追走。2周目から4番手に上がるも3番手のハギノアレグリアスからは6〜7馬身の差があったが、鞍上が促しながらスパートし始めるとグイグイと加速。4角で前の2頭を視野に入れると勢いそのままに直線で差し切った。
 勝ち時計2分33秒9は、過去10年で同じ不良馬場だった2015年の2分33秒6とコンマ3秒差。15年の勝ち馬はクリソライトだったことからも、セラフィックコールは間違いなくGⅠ級の器だと、改めて証明された。

3番人気のディクテオンは4着。出負け気味のスタートだったが、道中はセラフィックコールから3馬身後方のポジション。4角でもまだ前との差があり、勝ち馬に次ぐ上がり2位の脚で追い上げたがアタマ差4着に終わった。脚質的にあの位置は仕方なかったが、前残り馬場では後ろすぎた。展開面で不利があったと記憶しておきたい。


曇り・重馬場で行われた、第27回「京成盃グランドマイラーズ」(SⅡ)は、ギガキングが1番人気に応えて優勝。2着2番人気ナニハサテオキ、3着4番人気アランバローズ。

レースは、フォーヴィスムが逃げてアランバローズが3番手、ギガキングは4番手から。ナニハサテオキは、スタートで出脚がつかずに最後方からとなった。
 ギガキングはスタートで出鞭を入れながらポジションを取りに行ったが、3角手前から鞍上の手が動いて厳しく見えたものの、直線で前の2頭を差し切って3馬身差の快勝だった。久々のマイル戦で行きっぷりも良くはなかったが、それでも勝つのは“船橋無双”ならではだろう。

ナニハサテオキは、向正面からマクって行ったが、4角でも勝ち馬から4〜5馬身後方。直線でもまだ差があったが、大外から脚を伸ばしてゴール寸前にアランバローズをアタマ差とらえた。いつもとは違う後ろからの競馬での2着は走りの幅が広がったとも言えるが、前に付けていたら結果は違っていたかも知れない。

アランバローズは、4角先頭から直線で押し切る勝ちパターンになる流れだったが、ギガキングに差されて最後はナニハサテオキにも差し込まれた。このあたりは、過去最高馬体重と馬場が影響した可能性が考えられる。良馬場で改めて。