8239☆大井・雲取賞 | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.6

8239☆大井・雲取賞

本日は、大井で第6回「雲取賞」(JpnⅢ・ダ1800外)が行われる。

 例の「全日本的なダート競走の体系整備」により、今年から交流重賞となったが、3歳ダート三冠競走一冠目の羽田盃のトライアルレースに指定され、地方所属馬の上位2頭と5着以内に入ったJRA所属馬の上位2頭に本番への優先出走権が与えられる。


JRAからは3頭が参戦。実績最上位は、兵庫ジュニアグランプリを勝ち、全日本2歳優駿でも2着だったイーグルノワール。

 芝のデビュー戦は4着だったが、ダートに転じた2戦目から3連勝で兵庫JGを制した。全日本2歳優駿は、勝ち馬に千切られての完敗ではあったが、3着以下には2馬身半差をつけており、世代トップクラスの力がある。

 デビュー戦にしても、好スタートから先行して勝ち馬とは0秒6差。芝でもやれるスピードがあり、何よりもスタートが速くて好位を楽に取れるのは大きい。初めての1800は走ってみなければわからないが、1700での勝利があり東京のマイルで勝てるのだから大丈夫だろう。


アマンテビアンコは、デビューからルメールが騎乗してここまで3戦2勝、3着1回。今回もルメールが乗れるのはプラス材料だ。2歳時はスタートの硬さがあったが改善されて成長しており、この馬も初距離だが、前走の東京マイルのカトレアステークスを勝利。1ハロンの延長も問題なさそう。カトレアSは、次走で4頭が勝ち上がり2頭が2着。15着だったJBC2歳優駿2着のサンライズジパングは、次走で芝のGⅠ・ホープフルステークスで3着になり、若駒ステークスを勝った。メンバーレベルはかなりのものだったレースであり、ここでも勝ち負け可能だ。

 母ユキチャンは川崎の関東オークスを勝ち、ダート交流重賞3勝と活躍した。血統的にも地方競馬は合いそうで、母と同じ白毛の馬体が先頭でゴールを切るシーンもありそうだ。


ブルーサンは芝でデビューして3戦3敗だったが、ダートに矛先を向けて5戦2勝、2着2回とダート適性が開花した。5戦すべて1800を走っており距離適性は最上位の存在。5戦中4戦で逃げており、番手に控えた2走前は5着に敗れた。この結果から、今回も逃げるのはほぼ確実で、2勝は和田騎手騎乗での逃げ切り勝ち。和田騎手が継続騎乗ならば、逃げ残りに警戒したい。


地方勢は、重賞勝ち馬が4頭。実績では、4連勝で東京2歳優駿牝馬を勝ったローリエフレイバーだが、中央の牡馬相手では荷が重い印象。ゴールドジュニア勝ちのクルマトラサンは、距離延長のハイセイコー記念で3着に敗れ、距離短縮の前走ニューイヤーカップは2着。1500から1800に延びる今回は不安材料であり、前に行きたい鎌倉記念勝ちのサントノーレは大外枠で、ニューイヤーカップ勝ちのギガースは揉まれやすい最内枠。2頭とも極端な枠に入れられた。何頭かに印は回すが勝ち負けまでは?



◎イーグルノワール

○アマンテビアンコ

▲ブルーサン

☆サントノーレ

△ギガース


3連単フォーメーション

◎→○▲→○▲☆△