8236☆共同通信杯&京都記念 | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.11

8236☆共同通信杯&京都記念

土曜日のクイーンカップは、1番人気のクイーンズウォークが優勝した。2番人気のサフィラは、馬体減りが響いて9着。走るたびに馬体が減って、今回は過去最大のマイナス10kg(432kg)の馬体。脾腹が巻き上がり、さすがにこの馬体ではと、対抗評価だったクイーンズウォークからの馬券に変更。的中することができた。予想の買い目を変えることはあまりないが、今回は緊急事態扱いとしてご容赦願いたい(苦笑)。




本日は、東西で2重賞が行われる。どちらをメイン予想にするか考えたが、出走メンバーレベルが低い京都記念ではなく、クラシックを見据えた若駒たちに期待して共同通信杯にした。

【共同通信杯】
人気は、朝日杯フューチュリティステークスを勝ったジャンタルマンタル。
 ここまで3戦3勝の無敗馬だが、立ち回りが上手くて完成度が高い。距離もデビュー戦で勝っており今回も勝ち負け可能だが、上がりの脚は34秒台後半しか出したことがなく、初めての東京コースで上がり勝負になった時にどうか。枠も初めての外枠であり、ここは割り引いて考えたい。

朝日杯FS2着のエコロヴァイツは、コスモス賞は6馬身差の圧勝だったが、折り合いがつかずに行かせたもの。鞍上の武豊騎手が「行きっぷりが良すぎて抑えるのに一苦労した」とコメントしたように、勝つには勝ったが折り合い面に不安を残した。朝日杯FSはスタート後のごちゃつきで他馬と接触。その後も何回かぶつかる不利がありながらも、最後方から上がり最速の脚で直線大外から追い込んだのは能力の証だったが、今回は先行するのか控えるのか取捨が難しい。

このレースはキャリア不問。キャリア1戦馬は過去10年[2.3.2.7]で、連対率36%はキャリア3戦馬の24%を上回る。今年の該当馬は、ベラジオボンドとジャスティンミラノ。
 ベラジオボンドは、阪神芝1800で上がり最速で3馬身差の圧勝。Vラインでの勝利であり、東京芝1800とリンクしやすいコースで33秒台の末脚を使ったのは価値がある。モマレやすい最内枠だが、鞍上の岩田望騎手は父の岩田康騎手に似てきており、イン突きに磨きがかかってきている。前走の芝1800〜2000の新馬戦で上がり最速勝ちの馬は[2.1.1.1]というデータも後押しする。

ジャスティンミラノの新馬戦は、2、4着馬が次走で勝ち上がり、上がり最速の3着馬も2着。メンバーレベルは高かった。ラスト3ハロン11.4―10.8―11.3のラップも光り、その流れを2番手から上がり2位(33秒4)の脚で勝ったのは高評価できる。
 鞍上からショーマンフリート、ミスタージーティー、パワーホールまで手広く。

◎ベラジオボンド
○ジャンタルマンタル
▲ジャスティンミラノ
☆エコロヴァイツ
△ショーマンフリート
△ミスタージーティー
△パワーホール

単勝◎
馬連◎ながし
3連複◎軸1頭ながし。


【京都記念】
今年はGⅠ馬不在で重賞未勝利の牝馬が人気という、低レベルなメンバー構成。その分どの馬にもチャンスがありそうだが。
 このレースはGⅡの格に相応しく、過去10年(阪神開催の2021〜23年含む)で前走がGⅠだった馬が5勝、GⅡ組が2勝、GⅢ組が1勝、海外競馬組が2勝となっている。オープン特別以下組は3着以内もなく、GⅡとGⅢで二桁着順の馬も[0.0.0.18]で全く通用しないのでオミットできる。このデータで残ったのは、内からプラダリア、ベラジオオペラ、ナイママ、ルージュエヴァイユ、マテンロウレオの5頭。

年齢別成績では、4歳と5歳が各4勝、6歳と7歳が各1勝。8歳以上は[0.0.0.8]なので8歳のナイママは厳しい。

牝馬は2勝。勝ったのは20年クロノジェネシスと21年ラヴズオンリーユー。2頭とも当レース前にGⅠ勝ちがあった。(クロノジェネシス→秋華賞、ラヴズオンリーユー→オークス) 重賞未勝利のルージュエヴァイユには不安データ。

今年のメンバーレベルなら、データで消えた馬にも馬券圏内の可能性がありそう。中でもラヴェルはオークスで前受けして直線で先頭に立ち、見せ場たっぷりの4着。距離は問題なく、4歳牝馬のレベルから初めての古馬相手でも通用しそうなイメージがある。

◎ベラジオオペラ
○ルージュエヴァイユ
▲プラダリア
☆ラヴェル
△マテンロウレオ

3連複◎軸1頭ながし
3連単◎1着ながし。