8233☆ダートグレード競走結果 | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.10

8233☆ダートグレード競走結果

晴れ・重馬場で行われた、第70回「クイーン賞」(JpnⅢ)は、2番人気のアーテルアストレアが優勝。重賞2勝目を挙げた。2着3番人気テリオスベル、3着4番人気キャリックアリード。1番人気のライオットガールは4着。



[レースラップ]
12.2―11.9―12.9―12.2―12.8―13.0―12.5―12.4 ―13.2(1:53.1重)

レースはスタート後、グレースルビーとゴールデンハインドが前に出たが、外からテリオスベルが鞭を入れながら追って2角で早くも先頭に躍り出た。最近では見られなかった出脚を見せたが、ハナに立ってから向正面で12.8―13.0と息を入れて後続とは2馬身差。これはテリオスベルの勝ちパターンかなと見ていたが、中団にいたアーテルアストレアが向正面から早めに押し上げて勝負どころで前をとらえると、4角ではテリオスベルに並びかける勢い。直線は2頭の追い比べになったが、アーテルアストレアがゴール前で差し切った。
 これでダートグレード重賞2勝目。今回は、早めに動いて末脚を引き出した鞍上の好騎乗だったが、テリオスベルの行きっぷりが良かったので目標をテリオス1頭に絞ったのだろう。今までとは違う4角2番手の競馬で勝ったのは収穫大であり、やはり主戦ジョッキーは菱田騎手だなと再認識した。
 アーテルアストレアは、この日が誕生日。誕生日Vという記念の勝利となったが、次走は4月の兵庫女王盃(園田・JpnⅢ)、5月のエンプレス杯(川崎・JpnⅡ)を目標に調整を進めるという。走りの幅が広がったアーテルアストレアに注目だ。

ライオットガールの敗因は、プラス10kgの馬体とハンデ56kgだろう。これからも重いハンデを背負うレースがあると思うので、この経験が糧になると思う。