8231☆充実の4歳ダート馬たち | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.7

8231☆充実の4歳ダート馬たち

ダート界にまた1頭、大物が誕生した。3日(土)の京都競馬11R「アルデバランステークス」(4歳上オープン・ダ1900)を勝ったオーサムリザルト(牝4、栗東・池江厩舎)だ。



レースは立ち遅れ気味のスタートで後方から。徐々に前に進出して直線で抜け出して楽勝と思いきやソラを使い、最内から伸びてきたハピに並ばれるも、そこから再び突き放す強い競馬だった。


これで無傷の5連勝。前走の3勝クラスが2番手からの競馬で今回は後方から。位置取り不問で大外枠から外を回しての快勝は強いのひと言。2着に退けたハピは、3歳でGⅠ・チャンピオンズカップ3着になった実績馬であり、今回のメンバーも今後のダート界を賑わすであろう好メンバー。それらを相手に着差以上の快勝を見せた。


父ジャスティファイも負けなしの6連勝で米三冠を史上最速で達成した馬。父は1260ポンド(約570kg)の巨漢馬だったが、オーサムリザルトも牝馬としては大型の490kgの馬体で初めての良馬場でも力負けしなかった。テンションが上がりやすい性格だが、2戦ぶりに騎乗した武豊騎手は「きょうはゆったりだったが問題なかった。砂をかぶっても平気だったし、4コーナーの手応えも良かった。着差以上に余裕のある勝ち方でまだ5戦目で伸びしろもあり、今後が楽しみ」(抜粋)と称賛した。

 武豊騎手は、無傷の4連勝で雅ステークスを勝ったヤマニンウルス(牡4)にも騎乗しており、2頭が同じレースに出走した時にどちらを選択するのかが興味深い。牡馬と牝馬の違いもあり、進む路線が違えば問題ないが。


4歳馬は芝よりもダートが定説になっているが、ダート界に新星が次々と誕生していくのは、競馬ファンとしても楽しみが増すばかりだ。