8229☆東京新聞杯&きさらぎ賞 | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.10

8229☆東京新聞杯&きさらぎ賞

土曜の東京メイン「JCベストレース記念」は、断然の1番人気ダノンギャラクシーが、直線でまさかの故障。最下位でゴールはしたものの、鞍上のルメールが下馬。馬は馬運車で運ばれるという予想外の結果となった。診断は右前肢跛行らしいが、少なくとも命に別状がなかったのは不幸中の幸いだったか。このレースでは、同門のダノンレガーロも右前肢跛行で競走を中止しており、ダノン陣営にとってはなんとも言えない結末になってしまった。改めて、無事にゴールすることがいかに大事かを考えさせられた。気分を変えて予想に入ろう。


【東京新聞杯】

前売り1番人気はマスクトディーヴァで単勝オッズ1.8倍。何やらダノンギャラクシーに重なるような人気だが、牡馬と対戦するのは新馬戦以来。その新馬戦で対戦した牡馬勢は12頭中7頭いたが、未だに2〜3勝クラスをうろうろしている馬たちばかりで、そもそも掲示板の5頭中4頭を牝馬が占めたレースであり、弱い牡馬相手に恵まれた勝利であったのは否めない。休み明けで初めての関東遠征。距離も初めてで牡馬相手の56kgと不安材料が目立つが、今回も骨のある牡馬勢はジャスティンカフェぐらいで恵まれた印象はある。


2番人気はジャスティンカフェ。

 ここまで全5勝中4勝がマイルの距離巧者。その4勝中3勝は左回りで、初重賞勝ちも左回りのエプソムカップ。舞台設定は向く。斤量58kgも②③着でマイルチャンピオンシップ0秒1差3着は実績上位だ。雨予報が出ているが晴雨兼用なので問題なし。坂井瑠騎手の継続騎乗もプラス材料だ。


3番人気はウンブライルで、マスクトディーヴァと同じ4歳牝馬。NHKマイルカップ2着に加え、ルメールに手綱が戻る人気だろうが、NHKマイルC以来のレースは不安材料だ。前走後に骨折が判明したのが表向きの休養理由だが、右前脚の骨軟骨腫で突起した部分の除去を行ったもの。通常の骨折ではなく症状も軽度だったと思われる。芝マイル勝ちがないのは減点材料だが、木村厩舎はアヴェラーレとの2頭出し。アヴェラーレは典型的なサウスポーで前走に続いて外国人騎手を起用。2頭とも勝負気配がある。


4番人気のウインカーネリアンは、左回りのマイルに限れば[3.0.0.2]。勝つか負けるかの極端な成績だが、3勝は重賞2勝とリステッド競走で価値があり、負けた2戦はスタートで出遅れた新潟2歳ステークスと、GⅠではワンパンチ足りない昨年の安田記念で敗因も明確だ。初ブリンカーだが、装着した1週前追い切りが絶好の動き。昨年に続く連覇も可能だ。

 「競馬は格よりも調子」から、久々のマイルの前走で目覚めたマテンロウスカイ抑え。


◎ジャスティンカフェ

○ウインカーネリアン

▲マスクトディーヴァ

☆ウンブライル

△アヴェラーレ

△マテンロウスカイ


単勝◎

馬連◎ながし

3連複◎軸1頭ながし。



【きさらぎ賞】

ここは前売り2番人気のファーヴェントから。

 デビュー戦から芝1800を使い①③着。東スポ杯2歳ステークスは3着に敗れたが、離れた4番手追走から直線で末脚を伸ばした。ラストの脚色は2着馬を上回っており、ハナ差3着は悲観する内容ではない。ワンターンの1800を経験しているのは強みで初めての右回りは懸念材料も、鞍上強化で相殺可能だ。


前売り1番人気のビザンチンドリームはキャリア1戦馬。経験は問わないレースとはいえ不安材料だ。新馬戦は、ラスト4ハロンが12.6→12.3―11.7―11.5―11.3の加速ラップを4角後方4番手から差し切り勝ち。2着に3馬身差の圧勝で高いポテンシャルを見せた。「まだ子ども」という鞍上のコメントから大外枠はマイナスだが上積みがある。


前売り3番人気のジャスティンアースのデビュー戦は「緩さがあり前半から動いていけないタイプ」という鞍上のコメントだったが、2戦目はスタートはあまり良くなかったが鞍上が促さなくても2番手に付けた。レースを経験して競馬を覚えたのだろう。更なる上積みもありそうだが、重馬場の初戦の内容からは今のタフな京都の芝がどうかというのはある。


前走はGⅠで度外視可能。デビューから芝1800で連勝したヴェロキラプトルと、洋芝で上がり最速勝ちがあり馬場が向きそうなレガーロデルシエロ抑え。


◎ファーヴェント

○ビザンチンドリーム

▲ジャスティンアース

☆ヴェロキラプトル

△レガーロデルシエロ


単勝◎

馬連◎ながし

3連複◎ながし。