8215☆アメリカJCC&東海ステークス | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.7

8215☆アメリカJCC&東海ステークス

本日の中央競馬は、アメリカジョッキークラブカップと東海ステークスの2重賞が行われる。


【アメリカJCC】

雨で道悪競馬が避けられない中山。開催最終日でもあり、荒れた芝に雨が追い打ちをかけるならば、徹底した道悪巧者狙いが可能なレースだ。


ボッケリーニは稍重〜不良馬場で[1.4.0.1]。唯一の馬券圏外も3着と0秒1差の4着。メンバー屈指の道悪巧者だろう。大外枠も12頭ならば、それほど不利には映らない。問題は年齢で、過去10年で8歳以上馬は[0.0.1.30]。ほとんどが人気薄だったので前日1番人気のボッケリーニには当てはまらないかも知れないが微妙なところだ。


前日2番人気のマイネルウィルトスも8歳馬。道悪に関しては[2.2.3.3]でボッケリーニに負けず劣らずの成績であり好走可能だが、やはり年齢が気になるところ。8歳で3着になったのが2018年のマイネルミラノ。同じマイネルの馬が3着というシナリオもあるか?


その他の人気上位馬では、前々走の重馬場の六社ステークスを勝ったチャックネイト。

 レースでは、中団から直線で脚を伸ばして4頭の叩き合いを制したが、終始外を回しての勝利で着差以上の強さを示した。上がり3ハロンは4位タイでしかなかったが、追い出しをギリギリまで我慢しての数字で気にする必要なし。道悪も③①着で走る。近2走は12ハロン以上のレースを使っているが、芝11ハロンは[2.1.2.0]で最も力を出せる距離だろう。外国人騎手とも[1.0.2.0]の好相性。重賞初挑戦だった前走3着からの上積みも期待できる。


ショウナンバシットの道悪実績は[2.0.1.1]。唯一の馬券圏外は重馬場の皐月賞だが、各馬が荒れた内を避けて通る中、ラチ沿いを進んで直線で外に持ち出して先頭に並びかける見せ場を作っての5着は価値があり、道悪適性がある。皐月賞以降は結果が出なかったが、何れのレースも距離が長かった印象で、実際に芝11ハロンは[1.1.0.0]で9ハロンも[1.0.1.0]の非根幹距離巧者。世代レベルが言われているが、一発ならばこの馬しかいないと考える。


◎チャックネイト

○ボッケリーニ

▲ショウナンバシット

☆マイネルウィルトス

△アドマイヤハレー

△クロミナンス


単勝◎

馬連◎ながし

3連複◎軸1頭ながし。



【東海ステークス】

今年は「東海」とは名ばかりの京都開催だが、普通に京都ダート1800の予想スタンスでOKだ。


人気は5頭が単勝オッズ一桁台。1番人気はオメガギネスで単勝オッズ2倍台で頭ひとつ抜けた人気だ。

 ここまで全ダート[3.1.0.0]で左右どちらの回りでも結果を出しており、道悪も2戦2勝で隙がない。初めての関西遠征は気になるが、直前輸送の新潟のレパードステークスでは、馬体減りもなく上がり最速での2着。美浦から新潟への輸送時間が約6時間で京都までが約9時間。3時間程度の差ならば大丈夫じゃないかなという感じがする。


道悪ダートでレースを引っ張るのがどの馬なのかがポイントだが、普通ならばウィリアムバローズかペプチドナイル。ただ、2頭とも前走で控えて結果を出している。レース後に「収穫があった」とコメントしており、今回も控える可能性がある。そうなると、逃げるのはバビットになろうか。

 バビットはアメリカJCCに登録すらせずに、こちらに参戦。逃げを信条としている馬であり、近走は番手の競馬だが2頭が行かないのならば行くだろう。初ダートだが道悪で時計が速くなるのはいい。枠も砂をかぶりにくい外目枠で注意したい。


前走が初ダートだったヴィクティファルスは、慣れないダートでスタートは躓いたものの、中団から4角2番手に上がって直線で抜け出して押し切った。初ダートの内枠でどうかと思ったが、上手く外に誘導した鞍上の好騎乗もあり、いきなりのオープンで斤量58kgでの快勝は、高いダート適性を示すものだった。元々は、スプリングステークスを勝ち、共同通信杯でも後の皐月賞馬で年度代表馬のエフフォーリアの2着だった力量馬。スプリングステークスが重馬場だったのでダートをこなせる下地はあったのだろう。久々は走らない馬で今回も内枠なのはカギだが、前走と同じコースならば軽視できない。


◎オメガギネス

○ヴィクティファルス

▲ウィリアムバローズ

☆ペプチドナイル

△バビット

△ブライアンセンス

△ミッキーヌチバナ


馬単◎→○▲☆

3連複フォーメーション

◎―○▲☆―○▲☆△△△