8214☆初富士ステークス | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.7

8214☆初富士ステークス

本日の中央競馬は重賞レースがない。京都は雨予報で不確定要素があるので、中山の11R「初富士ステークス」(4歳上3勝クラス・ハンデ)を予想してみたい。


人気は、ダノンザタイガー、クライミングリリー、グランベルナデット、ヘッズオアテールズ。

 ダノンザタイガーは、2020年のセレクトセールで2億7000万円の高値をつけた馬。まだ1勝馬で3勝クラスにいるのは、高馬は走らないという定説に近いものだが、重賞では東京スポーツ杯2歳ステークス2着、共同通信杯3着と好走。共同通信杯では後の日本ダービー馬タスティエーラに先着した。能力はあるのだが、出世の妨げになっているのが脚部不安。共同通信杯後に出走を予定していた若葉ステークスを脚の浮腫で回避。立て直して挑む予定だった青葉賞も右前深管の痛みにより回避した。前走は8か月ぶりのレースで1番人気に支持されたが、先行して見せ場なく勝ち馬から3秒4も離された14着に沈んだ。敗因が距離と道悪とする見解もあったが久々を差し引いても負け過ぎ。馬自身が痛みを覚えていて走るのを止めてしまった印象もある。今回、陣営は脚元は大丈夫というコメントを出しているが、それは馬に聞いてみなければわからない。馬が言葉を話せればいいのだが(苦笑)、大敗したルメールが継続騎乗で主戦だった川田騎手は京都での騎乗。そのあたりも含めて、ちょっと嫌なムードが漂う。


昨夏の札幌で好走したクライミングリリーにとって、時計がかかる芝になっている今の中山は好都合。中山芝も好相性で芝10ハロン勝ちがないのは減点材料だが、国枝厩舎がダノンザタイガーとの2頭出しで“保険”をかけてきた。こういう時は、同厩舎の人気薄の方を買うのが定石であり、中山も距離も右回りも初めてのダノンザタイガーよりは買える要素が多く、施行条件が色々と変わるレースだが、牝馬は過去5年で2勝、2着1回。牡馬相手でも問題ないと言える。


人気のないところではモリノカンナチャン。

 近4走は外枠ばかりのレースで、今回は待望の内枠を引いた。同じ2番枠で同じ3勝クラスのハンデ戦だった阿武隈ステークスでは2着に好走。当時からはハンデ1kg増の53kgだが、阿武隈Sの次走のハンデ戦では53kgで9着に敗れている。普通ならばハンデは52kgが妥当だろう。1kg増はハンデキャッパーも阿武隈Sの内容を評価している証でもある。一瞬の脚は使えるので、ここでも3着ぐらいなら現実味がある。



◎クライミングリリー

○ダノンザタイガー

▲グランベルナデット

☆モリノカンナチャン

△ヘッズオアテールズ

△サンセットクラウド

△カヨウネンカ


単勝◎

馬連◎ながし

3連複◎軸1頭ながし。