8201☆フェアリーステークス | 九頭馬(万事馬九行久)~Ver.16.7

8201☆フェアリーステークス

過去10年で3連単10万馬券以上が5回。昨年は50万馬券が飛び出すなど、荒れるフェアリーステークス。1番人気は1勝のみで、翌年にNHKマイルカップを勝ったアエロリットや牝馬二冠馬スターズオンアースでも2着に敗れた。春のクラシック有力馬たちは休養中で舞台もトリッキーな中山芝1600。荒れるのも当然なレースだ。


前日1番人気はスティールブルーで単勝オッズ2.2倍。

 デビュー戦の新潟マイルを中団から上がり最速32秒9の末脚で2馬身半差の圧勝。上がりの速い新潟なので数字自体は驚かないが、続くアルテミスステークスを3着に好走した。勝ったチェルヴィニアは桜花賞の有力候補で、2着サフィラは阪神ジュベナイルフィリーズで4着ながらも1番人気に推された馬。メンバーレベルも高かった。レースも上がり3ハロンが11.4―11.2―11.0の加速ラップ。内容的にはキレ負けだったが、中山替わりは向く印象だ。1番人気受難のレースだが、シルクレーシングがルメールで勝負を賭けてきたならば、勝ち負けを望むのは当然だろう。


2番人気はキャットファイトで3.8倍。

 新馬戦は6着も勝ち馬ボンドガールはサウジアラビアロイヤルカップで2着、2着だったチェルヴィニアはアルテミスSを勝ち、3着コラソンビートは京王杯2歳ステークスを制して阪神JFで3着。超ハイレベルなメンバーだった。上位組には離されたが、それなりに評価できる結果であり、2戦目を順当に勝ってアスター賞を連勝。阪神JFは初めての関西輸送でイレ込んで10着だったが、アスター賞を2歳コースレコードで走った反動は、3か月の休養では回復し切れなかったのだろう。調教は軽快さを取り戻しており勝ち負け可能な状態にある。


3番人気はテリオスサラで8.0倍。

 前走の赤松賞は2着だったが、勝ったステレンボッシュは阪神JFでも2着に入った実力馬で、その馬相手に前で競馬をして、尚且つ早めに動いての0秒1差2着は評価できる。走破時計も同日の3勝クラス・秋色ステークスを0秒5上回る優秀なもの。未勝利勝ちの中山で更なる前進が期待できるが、不利な外枠からどう動くか。


4番人気以下は二桁人気だが、気になるのが前走で黒松賞を勝ったマスクオールウィン。芝マイルのデビュー戦以外は芝1200と1400しか走っておらず距離延長が課題と見られているが、超ハイレベルだったデビュー戦はキャットファイトに0秒4先着する4着で、直線は何故か最後まで追わずに流すような騎乗だった。理由は不明だが、追っていたら結果は違っていたかも知れず、距離も問題ないと言える内容だった。黒松賞も「先頭に立ってソラを使いそうになった」と鞍上のマーカンドがコメントしたように余裕残しでの勝利。レース前にイレ込む感じがあるので落ち着いていれば。


高レベルのアルテミスS組のラヴスコールとエリカリーシャン、中山勝ちがあるメイショウヨゾラは共に内枠で注意。



◎スティールブルー

○テリオスサラ

▲マスクオールウィン

☆キャットファイト

△ラヴスコール

△エリカリーシャン

△メイショウヨゾラ


馬連◎ながし

3連複◎軸1頭ながし。